施工管理の面接で逆質問するべき4つのこと!好感度アップの逆質問・NGな逆質問の具体例

施工管理の面接で採用を勝ち取るなら、「逆質問」への対策を万全にすることが大切です。なお逆質問とは、面接官に対して応募者から質問することを意味します。

逆質問は、単なる質問ではありません。面接の成否を大きく左右する、ターニングポイントです。

しかし即興で適切な逆質問を思いつくのは、容易ではありません。誤った逆質問をすれば、内定獲得が遠のく可能性もあります。

そこでこの記事では、採用を勝ち取るために必要な逆質問について、具体例を交えながら解説します。

・有名企業の限定求人情報を紹介!
・レジュメ作成やスケジュールも完全サポート!
・場所により面接への同行も可能!

トントンでは、建設業に特化したプロのアドバイザーが
皆さんの転職を徹底サポート!
転職活動に関わる面倒ごとを、
完全無料でサポートいたします!

お名前

電話番号

メールアドレス

会員限定!
サイト掲載不可の
限定求人をご紹介!

施工管理の面接における逆質問の重要性

まずは施工管理や現場監督の採用者目線で、求職者の逆質問がどれだけ重要視されているかを把握しましょう。

大手求人サービスのビズリーチでは、評価項目として「コミュニケーション能力」を判断するときに、求職者が「他人に対する興味や関心が高い」ことをチェックするべきと紹介しています。

出典:採用基準とは? 設定ポイント・注意点、人材の見極め方を解説

そして施工管理業務は、従来の業務だけでなく現場作業員や設計、営業といった各職種との折衝業務も多く行うため、コミュニケーション能力の高さは欠かせません。

他人に対する興味や関心が高いかどうかは、企業や先輩社員に対しての逆質問によって判断できます。

よって逆質問が良いものであれば、施工管理職にとっては欠かせないコミュニケーション能力も高いということを面接官にアピールできるのです。

【具体例あり】施工管理の面接で好感度の高い逆質問4選

施工管理の面接の終盤に訪れる「逆質問」は、単に企業について応募者が質問する時間ではありません。

応募者にとって逆質問とは、自分自身をアピールし、即戦力として活躍する自分のイメージを面接担当者がイメージできるような情報を与えるチャンスです。

  1. 活かせるであろう資格やスキルについての逆質問
  2. 入社前や新人期間にやっておくべきことを確認する前向きな逆質問
  3. 社風について一歩踏み込んだ逆質問
  4. 既に同じ目線に立っていることをアピールする逆質問

ここでは、採用を勝ち取ることのできる好ましいこれらの逆質問について、具体例を交えながら解説します。

活かせるであろう資格やスキルについての逆質問

<Goodな逆質問>
  • 建築CAD検定の1級を取得しております。貴社における施工管理技士の業務の中で、CADを使うことはどのくらいの頻度でございますか?」
  • 2級建築施工管理技術士の資格があり、1級も取得したいと考えております。いち早く資格を得て貢献したいのですが、資格取得のための補助制度などはございますか?」

建築施工管理に役立つ資格をすでに取得している場合は、具体的な資格名をアピールしながら、資格を活かせる環境があるかどうか逆質問してください。

<Goodな逆質問>

「前職ではチームリーダーとして、個性豊かなメンバーとコミュニケーションを密にとりながら、プロジェクトを成功に導いてまいりました。貴社では、業務報告や意見交換ができるようなミーティングを、定期的に実施しておられますか。」

上記では、応募先企業での様子を尋ねる逆質問のなかで、自身のコミュニケーションおよびマネジメントスキルを印象付けています。

コミュニケーションやマネジメントのスキルは、業種を問わずニーズがあるため、積極的にアピールしてください。

入社前や新人期間にやっておくべきことを確認する前向きな逆質問

<Goodな逆質問>
  • 「貴社で活躍するために、入社までの間に学んでおくべき知識はありますか。」
  • 「入社後の新人期間は、どのような流れで業務に携わるのでしょうか。」
  • 「取得することで貴社での業務に役立てることができる資格はございますか。」

採用面接の段階ですでに入社後について考えていることをアピールすれば、入社意欲や業務に対する前向きな姿勢を印象付けられます。

面接担当者が知りたいのは「この人材を採用した場合、どのように会社に貢献できるのか」「どのような活躍をする人材なのか」といった点です。

前向きで謙虚な人柄をアピールできれば、仮にスキルや経験が少ないといった弱点があっても、補うこともできます。

社風について一歩踏み込んだ逆質問

<Goodな逆質問>
  • 「貴社のホームページを拝見し、チームワークや協力体制が重要視されているように感じました。 実際の職場では、どのような方法で社内での連携をとっていらっしゃいますか。」
  • 「ホームページに書かれていた貴社の強みに、興味を持ちましたが忘れられていました。施工管理技士の立場では、どのような取り組みやプロジェクトを介して、貴社のより一層の発展に貢献できるでしょうか。」

社風や社内での具体的な業務の進め方に関する逆質問をすることで、採用担当者に、採用後の様子を強くイメージさせる効果が期待できます。

この時、企業ホームページの内容は確認済みであることを伝えるのがポイントです。

公開されている情報はすでに調査済みであること。さらに公開されている情報だけではわからない、応募先企業のメンバーになった場合に必要な内部の様子に対して、興味を持っていることをアピールできます。

既に同じ目線に立っていることをアピールする逆質問

<Goodな逆質問>
  • 「年々平均気温が高まり建設現場での熱中症対策が重要となりますが、塩飴や塩タブレットの支給やWBGT値の計測以外で監督の皆さんはどういった対策を心掛けていますか。」
  • 「ゼネコン各社で鉄筋組み立てや溶接作業などをロボットに任せる動きが出ておりますが、御社にてロボットを活用していく展望や計画などがあれば差し支えない範囲でお聞かせいただきたいです。。」

施工管理に限らず、多くの企業にとって好まれるのは「自分たちを同じ方向を見ている人材」だといえます。

そして同じ目線であることをアピールする最も簡単な方法が、感じている課題や気になっているポイントがマッチしていること

企業からすると、採用後にスムーズに同じミッションに取り組んでもらえるという安心感を感じるため、非常に魅力的な人材に映ります。

建設業界はまだまだ発展途上で、多くの課題が生まれては解決しようとする流れにあるので、企業それぞれが抱えている課題や推進している取り組みを調べて、興味を持つところから始めてみましょう。

施工管理の面接で聞いてはいけない4つのNG逆質問例

施工管理の面接において、逆質問で触れてはいけない話題が4つあります。

これらに言及した場合、採用担当者にネガティブなイメージを抱かせる可能性があるため、十分ご注意ください。

企業ホームページや求人サイトに記載されている内容

<NGな逆質問>
  • 「企業理念は何ですか」
  • 「売上はどのくらいですか」
  • 「どのような事業内容ですか」
  • 「チームの体制について教えてください」

上記の逆質問はいずれも、企業ホームページを見ればわかる内容です。面接に際して企業の情報を収集しておらず、準備不足な状態で面接に臨んでいることを露呈しています。

膨大な情報に溢れた現代において、公開済みの情報に目を通さないようでは、「実際の業務でも、高いスキルは期待できないのではないか」といった印象につながりかねません。

また企業情報を把握せずに面接に挑む人材であることが伝われば、入社意欲が低く、場当たり的に応募したイメージを持たれる可能性もあります。

熱意に欠ける内容の逆質問

<strong><NGな逆質問></strong>
  • 「施工管理は未経験なのですが、勉強できる環境はありますか。」
  • 「意欲はあるのですが、施工管理の仕事が未経験で不安なのです。私でもできる業務でしょうか。」
  • 「施工管理技士としてスキルアップしたいのですが、サポート体制は整備されていますか。」

特に施工管理技士未経験で面接に挑む場合、サポート体制があるかどうかは気になるところでしょう。

しかし未経験者を採用することに関して、不安を感じているのは採用担当者も同様です。自信がないと公言している応募者を、積極的に採用したい企業はありません。

また企業側に多くを求めるような逆質問も避けてください。

もちろん採用になった場合は、企業側が従業員を訓練し、スキルアップをサポートするのが一般的です。しかし従業員の成長をサポートすることは、企業の義務ではありません。

要求が多く企業に依存する人材、という印象を採用担当者に持たれた場合、採用が遠のく可能性があります。

待遇や福利厚生など、仕事内容以外の逆質問

<strong><NGな逆質問></strong>
  • 「入社後、給与はどのくらいで上がりますか。」
  • 「皆さん有休消化はどのくらいできていますか。」
  • 「残業は、平均すると1ヶ月あたり何時間くらいですか。」

待遇や福利厚生は、転職にあたって最も気になる事項のひとつでしょう。しかし実務に直接的に関わる質問ではなく、また金銭に関わるデリケートな話題でもあります。

一般的に、待遇や福利厚生に関する話題は、採用担当者もしくは人事担当者が言及します。応募者が逆質問で積極的に尋ねるのは、好ましくありません。

あなたの今の年収は適正?
年収相場をチェック!
職種
年齢
経験年数
診断する
あなたの年収相場は…
年収に関するお悩みがございますか?
トントンでは皆様のキャリアアップにつながる求人が多数!
転職後に収入380%の実績も!

「特にありません」はNG

<NGな回答>
  • 「特に質問はありません。」

逆質問で最も危険な言葉のひとつが「(質問したいことは)特にありません。」です。

応募先企業は、応募者にとっては未知の環境です。企業ホームページなどの公開されている情報に目を通しても、今後就業することを想定していれば、質問したいことは無数に出てくるはずでしょう。

「質問が何もない」とは、「業務に対する意欲がない」「応募先企業に興味がない」と、採用担当者に対して公言しているのと同義です。

採用面接では必ずといっていいほど、逆質問の時間があります。企業ホームページや求人情報に目を通し、この記事を参考にしながら、逆質問する事項を複数用意してください。

施工管理の面接で多い質問内容から逆質問を考えるコツ

面接官の質問は、企業側の意図を読み解く有力なヒントです。企業側が何を重視し、どのような人材を求めているのかがわかります。

また逆質問でどの部分を掘り下げればいいのかを把握する手がかりとしても、非常に有効です。

面接官からの主な質問内容は、次の3つです。

<必ず答えを質問内容>
  • 自己紹介や志望動機
  • 施工管理技士以外の資格の有無
  • 職務経歴やキャリアプランについて

詳しくみていきましょう。

自己紹介や志望動機

自己紹介や志望動機は、面接の冒頭で登場する質問事項です。

第一印象が大きな影響力を持つことは、心理学や社会学の研究からも明らかになっています。次の3つのポイントを押さえて、好印象を与えることが大切です。

  1. 短い文章で話す
  2. ポジティブな印象の言葉を選ぶ
  3. 具体性を加える

<経験者の自己紹介の例>

〇〇(氏名)と申します。

現職は、総合ビル管理会社です。施工管理を担当しています。これまでの経験を活かし、貴社で取り扱っておられる、より大規模な現場での職務に挑戦したく、応募しました。

本日は、どうぞよろしくお願いします。

自己紹介や志望動機を話している最中には、面接官の目線や反応を確認するようにしましょう。

反応があって興味を持っている挙動が確認できた場合、その時に話していることが面接官からしてウケの良い内容となります。

逆質問についても、その点に触れるようなものを面接の中で用意できれば、あらかじめ準備してきたものではないことも伝わって印象もより良くなるはずです。

施工管理士以外の資格の有無

建設施工管理技士として転職する場合、次のような資格があると採用選考に有利に働くほか、資格手当がつくことがあります。

資格名称資格の概要
土木施工管理技士土木工事の施工管理
建築施工管理技士建築工事の施工計画・現場監督
電気施工管理電気工事の施工計画の作成・管理業務
電気主任技術者電気設備の保安監督
技術士技術コンサルタントとして建築に関する指導
監理技術者(機械器具設置)施工計画の作成・管理工事の施工に従事する者の指導監督

上記以外にも、資格管理士としての業務に反映できる資格やスキルがあれば、積極的にアピールしてください。

<1級電気工事施工管理技士を保有している場合の例>

1級電気工事施工管理技士を取得しております。建築物の施工管理において、電気に関する知識や技術は必須のものと考え、取得いたしました。

職務経歴やキャリアプランについて

職務経歴やキャリアプランについて質問された場合は、数年後にどんな仕事をしていたいかを具体的に伝えてください。

職務経歴自体は、履歴書や職務経歴書を一読すれば把握できます。にもかかわらず企業が職務経歴やキャリアプランについて質問するのは、自社の求める人材のイメージに合致するか否かを確認するためです。

特に異業種から転職する場合は、前職で培った経験やスキルが採用後にどのように役に立つかをアピールしてください。

付随して逆質問も、異業種での経験をどのように活かせるか質問するものだとよいでしょう。

<未経験者の職務経歴の例>

前職では不動産会社の営業部で、マネージメントに携わっておりました。チームリーダーとして、チームの売上目標を3年連続で達成した実績がございます。

建築施工管理は未経験ですが、前職で培った住宅の知識、そしてチームの管理能力を活かして、貴社に貢献したいと考えております。

まとめ

施工管理の面接で成功する逆質問は、次のポイントを押さえています。

  • 施工管理経験の有無を問わず、業務に対する前向きな姿勢が見える
  • 入社後に、いきいきと活躍するイメージが描ける

採用担当者に、「この人と一緒に働きたい」「この人なら、自社で活躍するイメージが描ける」と感じてもらうことが、逆質問の正解です。

逆に自分の思いばかりを主張したり、事前の調査もせずに面接に挑んでいることが伝わったりすれば、ネガティブな印象を持たれます。

もちろん逆質問ですべてが決まるわけではありませんが、印象やポテンシャルがどうみられるかを左右する重要なファクターだと意識しておきましょう。

逆質問でお困りであれば、建設業界への転職をサポートする「トントン」にご相談ください。あなたの強みを応募先企業に伝える逆質問の考案を、全力でお手伝いをいたします。

おすすめの記事