内装施工管理が激務って本当?仕事内容やきついと言われる理由を解説

「内装施工管理の仕事に就きたいけど、どのような仕事なのか知りたい」

「内装施工管理は激務だと聞いたことがあるが、本当なのだろうか」

内装施工管理の仕事に興味ある人のなかには、このように悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

内装施工管理は、四大管理と言われる管理業務が主な仕事であり、給料の高さやキャリアアップの可能性の高さから非常に魅力的な仕事と言えます。

しかし、激務な一面もあるのも事実です。

この記事では、内装施工管理の仕事内容や平均年収、激務と言われる理由などを詳しく解説します。

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内装施工管理の仕事内容

内装施工管理の仕事内容は、以下の5つに分類されます。

  • 工程管理
  • 安全管理
  • 品質管理
  • 原価管理
  • その他の業務

それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

工程管理

工程管理とは、工事の始まりから終わりまでのスケジュールを組み、納期までに工事を完了させられるように指揮・監督する仕事のことです。

また、内装工事では、塗装業者や大工、佐官、電気設備業者などと協議しながら日程調整を行う必要があります。内装工事は天気の影響を受けないですが、外装工事と異なり作業スペースが限られるため、資材の搬入スケジュールを打ち合わせておく必要があるのです。

また、万が一、作業が遅れた場合や事故で作業が止まった場合など、イレギュラーが発生した際にスケジュールを調整するスキルも求められます。

安全管理

安全管理では、作業場と作業員の安全を確保して、事故を未然に防ぐのが仕事です。

内装工事では、天井や壁の高い場所といった高所作業がありますし、慎重に対応すべき電気工事もあるため、気を抜くと事故につながってしまいます。また、限られたスペースで作業を行うため、作業員同士でぶつかったり積み上げた資材が落下したりする可能性もあります。

そのような事故を予測して、事故が起きないようにヘルメット・安全靴の着用や工具の取り扱いルールを徹底することが重要です。内装施工管理者は安全第一で仕事を進め、作業員を守る義務があるため、ルールを徹底しない作業員がいる場合には指導をする必要があります。

品質管理

品質管理は、工事がきちんと図面にしたがって進められているのか・自社の施工基準にのっとって作業されているのかを監督する仕事です。

内装施工の仕事は、図面通りに作業するのは当然であり、完成後の見た目や細部が見栄えに影響するため丁寧に仕事を進めなければなりません。壁紙がよれている・ネジが浮いている・建具と壁の間に隙間があるなど、少しの施工不良が見た目をそこない、クレームにつながります。

納入された資材の状態確認から行い、作業後の仕上がりをチェックしていきます。問題がある場合は、作業員への注意や是正指示を行う必要があるのです。

内装施工管理の仕事において、品質へのこだわりは非常に重要です。

原価管理

原価管理とは、工事で使用する材料等の原価を計算・管理する仕事のことです。

施工計画を立てた段階で、工事の予算が決まります。工事予算を超えないように、適切な原価管理を行わなければ、利益の減少につながります。

万が一、予算がオーバーするようであれば、そもそもの計画に無理があるのか、通常よりも多く資材や人件費を使用している可能性があるため、原因の特定と改善が必要です。工事費用の見直しを行う際は、施工方法や材料だけではなく、作業員数も考慮しなければなりません。

その他の業務

上記の四大管理の仕事以外にも、工事書類の作成や他部署・クライアントとの打ち合わせなど、さまざまな業務をこなさなければなりません。施工管理者が行う仕事は、基本的に四大管理につながるため、すべての作業が重要と考えておきましょう。

また、2024年4月からは建設業においても36協定を意識しなければなりません。時間外労働の把握や作業員の勤怠管理も重要な仕事の一つです。

内装施工管理の仕事内容について、より詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

内装施工管理の平均年収

内装施工管理者の平均年収を年代別でまとめました。

年代平均年収
20代300万〜400万円
30代400万〜500万円
40代450万〜600万円
50代450万〜800万円

経験や知識、資格の有無、所属会社によって異なりますが、年収は比較的高い傾向にあります。

20代の場合は仕事経験が浅いため、年収もそこまで高くないですが、仕事を覚えながら資格取得に向けて行動すると年収アップが見込めます。30代は経験が積み上がり資格を保有している人も多く、年収も上がってくるでしょう。部下育成を任されたり、難易度の高い現場の施工に任命されることも増えてきます。

40代は、マネージャー職としてチームを束ねる存在になります。チェック業務がメインになり、施工管理者の四大管理も現場目線だけではなく、会社や顧客のことを考慮した仕事の仕方が求められるでしょう。50代は実績や経験年数、マネジメント経験などで年収に開きが生まれます。自身のスキルを活かして転職や独立を考える人も出てくるでしょう。

内装施工管理が激務だと言われる理由

内装施工管理が激務だと言われる理由は、以下の通りです。

  • 労働時間が長い
  • 夜間工事などで勤務時間が不規則
  • さまざまな業務の知識が必要
  • 人間関係のストレス

それぞれ詳しく解説します。

労働時間が長い

内装施工管理を含む建設業では、労働時間が長い傾向にあります。

国土交通省が発表した「建設業における働き方改革」に、建設業の年間出勤数と年間実労働時間の推移が掲載されています。建設業は全産業と比べて年間の出勤日数が12日以上多く、労働時間も68時間以上多いのが実情です。

また、平均的な休日取得状況では、4週間のうち6日しか休日が取れていない人が最多という結果が出ています。

このような調査結果からもわかるように、建設業界全体で長時間労働が深刻化しています。業務が多岐にわたる内装施工管理者は、特に激務と言えるでしょう。

夜間工事などで勤務時間が不規則

内装工事の仕事は、夜間に行うことも珍しくありません。

そのため、勤務時間が不規則になりますし、施工期限が迫っている場合は、夜通し工事するケースもあるため、激務と言われます。

さまざまな業務の知識が必要

内装施工管理の仕事は、一部の作業をするのではなく、内装に関するさまざまな知識を必要とします。

例えば、以下のような知識です。

  • 壁紙クロスの種類や貼り方
  • ドアや窓の取り付け方
  • 構造躯体の基本知識
  • 電気に関する知識 など

もちろんいきなりすべての知識を身につけるのは無理ですが、勉強は欠かさず行う必要があります。激務に合わせて知識のインプットも必要なので、ハードな職業と言えるでしょう。

人間関係のストレス

施工管理の仕事は黙々と作業する職人と異なり、設計者や職人、発注者などとコミュニケーションを取るのが非常に重要です。

円滑に作業を進めるには、絶えず状況を確認する必要がありますし、不備があれば指導を徹底しなければなりません。また、なかには年配の職人もいるため、言葉遣いや伝え方に気をつけなければなりませんし、性格が合わないなどの理由で工事が滞る可能性もあります。

そのため、上手に作業を進めるにはコミュニケーションスキルが大切ですし、人間関係によって大きなストレスを抱える可能性があるのです。

施工管理の仕事が「つらい・きつい」と言われる理由や対策を解説した、以下の記事も参考にしてください。

内装施工管理の仕事の魅力

内装施工管理の仕事の魅力には、以下の4つが挙げられます。

  • 工事を終えた後の達成感を味わえる
  • 給料が高くて安定している
  • キャリアアップを目指せる
  • 誰にでもできる仕事ではない

それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

工事を終えた後の達成感を味わえる

工事を終えた後に得られる達成感は、施工管理者だからこその魅力でしょう。

作業計画の作成から実際の工事完了までは、数ヶ月間のように長期にわたります。工事の初期段階では、工程通りに進められるか不安は大きいですし、トラブルが発生した際には対処して行かなくてはなりません。

体力的にも精神的にも大変な仕事であるため、施工計画通りに工事が終われば、ほかでは感じられないような達成感を味わえるでしょう。

給料が高くて安定している

内装施工管理の仕事は、給料が高くて安定している点も魅力の一つです。

さまざまな知識と経験、技術が必要な仕事なので、一度スキルを身につければ、どのような現場でも活躍が可能です。さらに経験と知識を磨けば磨くほど、給料も高くなる傾向にあります。

内装工事の仕事は今後もなくなることはありません。新規の建築物だけではなく、既存建築物のリフォームや修繕などでも、内装業者・内装施工管理者は活躍できます。

激務ではありますが、給料面で非常に魅力的と言えるでしょう。

キャリアアップを目指せる

施工管理の仕事は、建設業界だけではなく、不動産業界やデベロッパーからも重宝される仕事です。

なぜなら、品質管理や工程管理、原価管理といった管理業務の仕事は、建設業界だけの話ではないからです。また管理業務に関する考え方の基礎ができていれば、どんな業界でも通用するスキルと言えるでしょう。

さらに、施工管理技士の資格を保有していれば、知識とスキルの証明にもなりキャリアアップの際に役立ちます。

誰にでもできる仕事ではない

施工管理の仕事は誰にでもできる仕事ではありません。

なぜなら、仕事内容や工事規模によっては、1級施工管理技士や2級施工管理技士といった国家資格を保有する必要があるからです。また、資格を取得するには学歴に応じた実務経験が必要であり、施工管理者のなかでも資格を取れる人が限られます。

このように、資格の有無によって業務にあたれる人が限られる点が、内装施工管理の仕事の魅力の一つでしょう。

まとめ

この記事では、内装施工管理の仕事内容や平均年収、激務と言われる理由などを詳しく解説しました。

内装施工管理の仕事が激務と言われるのには、以下のような理由があります。

  • 労働時間が長い
  • 夜間工事などで勤務時間が不規則
  • さまざまな業務の知識が必要
  • 人間関係のストレス

施工管理の仕事は、体力的にも精神的にも厳しい仕事であるのは確かです。ですがそれ以上にさまざまな魅力もあるので、激務の理由と魅力的なポイントを比べて、自分に合いそうだと感じる人は、ぜひ内装施工管理者を目指してみてください。

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