内装施工管理ってどんな仕事?仕事内容や年収相場、求められるスキルを解説

建設工事現場で活躍する施工管理。建築施工管理と内装施工管理に分けられますが、実際どのような違いがあるのか、内装施工管理とはどのような仕事なのかなどがわからないという方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、施工管理の中でも内装施工管理に焦点を当てて詳しく解説していきます。

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内装施工管理とは

施工管理のなかでも内装工事に特化して施工管理をおこなうのが内装施工管理の仕事です。

建物全体の施工管理よりも、内装に関する専門的な知識やスキルが求められる仕事。内装工事がメインの業務となるリフォーム業界で活躍することが多い業種です。

内装施工管理と建築施工管理の違い

内装施工管理は、内装工事に特化した施工管理です。建物内の壁装や床仕上げなどの専門的な知識が必要になります。

一方の建築施工管理は、建物の躯体工事全般を管理する仕事です。内装も含めた工事全体を管理するのが建築施工管理です。

内装施工管理の仕事内容

内装施工管理の仕事内容は大きく以下の6つに分けることができます。

  • 工程管理
  • 安全管理
  • 品質管理
  • 原価管理
  • 業者や職人の選定
  • 打ち合わせ

内装施工管理の具体的な仕事内容について解説していきます。

工程管理

建築工事には、必ず納期があります。完成予定日までに工事を完了させ、引き渡し予定日に確実に建物を引き渡せるように工事のスケジュールを管理するのが、施工管理の重要な仕事のひとつです。

内装工事は、数日で仕上げなければならない場合もあり、建築施工管理以上にシビアな工程管理が求められることも少なくありません。

いつ・どこに・どんな職人を配置するかを緻密に計画を立てておこなわなければ、狭い現場で効率よく工事を進められません。

施設によっては、騒音の問題で作業時間の制限がある場合も。このような条件を考慮したうえで、最適なスケジュールの検討が求められます。

安全管理

建築工事現場では、作業員や職人が怪我をしてしまう危険が常にあります。安全管理は、現場での事故を未然に防ぐために大切な仕事です。

内装工事では、電動工具などを使用した作業や天井に関する工事などのような高所での作業も多く、事故の原因になってしまうことも。内装施工管理者は現場での事故が発生しないよう、何よりも安全を最優先に工事全体を管理します。

安全靴やヘルメットの着用、安全帯の使用などの基本的なルールを徹底し、ルールを守らない作業員に対する指導や注意などをすることも安全管理の重要な仕事です。

品質管理

品質管理とは、内装工事が図面通りにおこなわれているかや、自社の基準を満たしているか、施設のルールや施主の要望通りになっているかなどを監督する仕事です。

内装工事の品質は、完成した建物の見た目や印象を大きく左右する重要な仕事です。少しの施工不良でも見た目が悪くなり、施主からのクレームの原因になりかねません。

使用する資材の確認や工事の様子、仕上がりなどを厳しくチェックし、万が一施工不良や図面との相違などの問題を発見した場合には注意喚起や、やり直しなどの指示をおこないます。

原価管理

着工前に計画した予算内で工事が完了できるように、原価を把握し管理やコストの改善などをおこなうのが原価管理です。

工事原価が増えれば、それだけ自社の利益が減ってしまうため、着工前に設定した予算を超えないように管理する必要があります。

工事完了後に、当初の予算と実際におこなった工事内容とが合っているかを確認し、必要に応じて支払いの調整などをするのも、原価管理の仕事です。

業者や職人の選定

内装工事にはさまざまな工程があり、それぞれに合わせた業者や職人に仕事を依頼する必要があります。作業工程全体を見ながら、適切な場所に適切な人員を配置できるように選定・手配するのも内装施工管理者の仕事です。

業者や職人の選定は、業者の実績は確かかや、工事の内容に合っている職人か、内装工事を得意としているかなど、さまざまな観点を考慮したうえでおこなう必要があります。

打ち合わせ

内装施工管理者は、施主や設計事務所などとの打ち合わせも重要な仕事のひとつ。

内装の仕上がり次第でイメージが大きく変わってしまうので、しっかりとヒアリングしたうえでこちらからの提案などをおこないます。

丁寧なヒアリングで施主の要望を汲み取り、より良いものになるような提案をおこなう打ち合わせは、内装施工管理者の重要な仕事のひとつです。

内装施工管理の平均年収

内装施工管理の平均年収は590万円ほど

200万円台〜1,000万円台までと、幅が広いのが内装施工管理の年収の特徴です。

以下の表のように、年代によって内装施工管理の年収は変わってきます。

年代平均年収
〜20代約400万円
30代約570万円
40代約640万円
50代約650万円

年代が上がるにつれて、平均年収も上がっていることがわかります。

その他にも経歴やスキル、資格の有無、会社の規模などによって年収が決まるので、年収の幅が広くなっています。

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内装施工管理の仕事はきつい?

内装施工管理の仕事はきついと言われることも多いですが、実際のところはどうなのでしょうか。

内装施工管理者は、内装工事の全体の流れを管理する仕事のため、工事開始前の準備から工事終了後の事務処理作業まで実にさまざまな業務をこなさなければなりません。

工事中に機械の故障などの急なトラブルが発生した場合に終えられなかった作業を休日返上でおこなわなければならないことも少なくありません。

残業や長時間労働が常態化している点が、内装施工管理がきついと言われる理由のひとつとなっているようです。

内装施工管理への転職に資格は必要?

内装施工管理への転職に特別な資格は必要ありません。ただし、内装施工管理として年収を上げていくためや、携われる案件を増やすためには、取得しておいた方が良い資格がいくつかあります。

内装施工管理者がキャリアアップするために取得すると良い資格は主に以下の4つです。

  • 建築士
  • 建築施工管理技士
  • 内装仕上げ施工技能士
  • インテリアプランナー

特別な資格がなくても内装施工管理に転職することはできますが、資格を取得することで仕事の幅が広がり、年収も上がっていきます

積極的に資格を取得していきましょう。

内装施工管理に求められるスキル

実際に内装施工管理者として働くうえで必要なスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。

内装施工管理に求められる以下のスキルについて詳しく解説します。

  • コミュニケーション能力
  • マネジメント力
  • 職務遂行能力
  • 臨機応変に対応できる能力

これらのスキルは内装施工管理だけでなく、どのような業種・業界においても活かせるものです。スキルを身につけておくことで、将来の選択肢が広がります。

それぞれのスキルについて、詳しく見ていきましょう。

コミュニケーション能力

内装施工管理は仕事の幅が広いため、現場の作業員や職人だけでなく、営業担当者や事務職員、施主、役所や消防署の担当者などのように、さまざまな人と関わる機会が多くあります。

それぞれに立場や考え方の異なる人と信頼関係を築けるコミュニケーション能力は、内装施工管理者として必須のスキルと言って良いでしょう。

意見が対立した場合には、どちらかの意見を採用したり折衷案を検討したりと、間に立って物事を進めなければなりません。

内装施工管理者は、さまざまな人との信頼関係を壊さないようにしつつ、業務を円滑に進める必要があるのです。

マネジメント力

高いマネジメント力も、内装施工管理者には必要なスキルです。複数の職人や作業員を先頭に立って指揮しながら、工程管理・安全管理・品質管理・原価管理も適切におこなうためには、マネジメント力は必須です。

マネジメント力とは管理能力のことです

現場の作業の流れを把握し、緻密な計画を立てることや、安全に対する危機管理能力。工期までに工事を完了するためのスケジュール管理能力など、全ての業務でマネジメント力が問われます。

広い視野を持って現場を管理し、適切な人員配置や指導などをおこなうことが内装施工管理の役割なのです。

職務遂行能力

職務遂行能力とは、ただ仕事を終わらせればいいというものではありません

どのような手順で作業をおこなえば効率的かつ安全に工事を終わらせられるかを考え、実行する必要があります。

ひとつの工事に対してどれだけの時間をかけてどれほどの人員が必要なのかを予見する力や、どれだけの予算が必要で、どこでコストを削減できるかを検討する力なども、職務を遂行するうえで重要な能力です。

特に建物の施工は、計画通りに進めることができなければ、それだけ予算も膨らんでしまいます。そのため、内装施工管理者には決められたスケジュール通りに進める能力が特に求められます

臨機応変に対応できる能力

建築工事現場においては、イレギュラーな事態が発生することも少なくありません。内装施工管理者には、急な変更やトラブルなどのイレギュラーが発生しても、落ち着いて臨機応変に対応できる能力が必要です。

着工前にどれだけ緻密に計画を立てていても、現場での工事やかかるコストは計画通りに進むとは限りません。そんな状況でも、納期に間に合わせ、予算内に納められるように対応するのが内装施工管理の仕事です。

まとめ

内装施工管理の仕事について詳しく解説しました。

内装施工管理は、建物の内装の見栄えを左右する重要な仕事です。

工事の工程・安全・品質・原価の管理から、業者や職人の選定、施主や業者との打ち合わせなど、その業務は多岐に渡ります。

イレギュラーな事態が発生すると、休日出勤や残業などをしなければならないことも少なくありません。

経験を積んで各種資格を取得していくことで年収を上げていくことができるという魅力もある仕事です。幅広い業務に携われるのも内装管理の魅力です。

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