重機免許の種類と取得費用や日数について解説します!

建設現場や工事現場で欠かすことのできないショベルカーやフォークリフト、クレーン車などの重機。これらの機械を操作するためには専門的な知識と技術、そして何よりも適切な免許が必要不可欠です。

重機免許の取得は、建設業界でのキャリアを築くための重要なステップであり、多くの可能性を秘めています。

この記事では、重機免許の種類から、取得に必要な費用や日数について、詳しく解説していきます。

これから建設業界で重機に乗って活躍したいと思っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

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そもそも「重機」とは

重機とは、建設現場で土砂の掘削、運搬、積み込みなどを効率的に行うための大型機械のことを指します。重機ではなく「建設機械(建機)」と呼ばれることもあります。

重機の操作には専門的な技術と知識が求められ、そのほとんどで適切な訓練と免許が必要となります。

重機は、その大きさや機能によって様々な種類に分けられます。

また、特定の条件下でのみ使用される特殊な重機も存在します。これらの機械は、建設現場のみならず、解体作業、農業、林業、さらには災害時の救助活動など、幅広い分野で活躍しているのです。

重機の主な種類

重機には様々な種類があります。代表的なものには、ブルドーザー、クレーン車、油圧ショベル、ダンプカーなどがあります。

以下に主な重機の種類とその特徴をまとめました。

重機の種類特徴主な作業内容
ブルドーザーブレードと呼ばれる分厚い鉄板が取り付けられた重機宅地造成、土木工事、建設工事、ダム工事などでの押し土など
クレーン車両に長いアームが付いている重機高い場所に重たい荷物を運ぶこと
油圧ショベル別名ユンボとも呼ばれている重機石や泥を掻き出す掘削や整地など
ダンプカー荷台が持ち上がり、積んでいる土砂などを一気に落とすことができる重機重たい荷物を運搬する
フォークリフト2本の爪で荷物を運ぶ重機貨物を移動させる
杭打ち機背の高い車両にぶら下げた杭を上から押し込む重機杭を地中に埋める
トラックダンプのように荷台は持ち上がらないが、一度にたくさんの荷物を運搬できる重機荷物を運搬する
高所作業車クレーンの先端に作業用のカゴを取り付けた重機高い場所での作業をおこなう
パッカー車ゴミを収集しながら圧縮できる重機ごみを収集する
アスファルトフィニッシャアスファルトの合材を流しながらアスファルトを舗装する重機アスファルトの舗装をする

ブルドーザーは平らな地面を作るために土砂を押し広げるのに使われ、クレーンは、重い物を持ち上げるのに必要です。油圧ショベルは、掘削や土砂の積み込みに使用され、フォークリフトは荷物の運搬に不可欠です。

ダンプカーやトラックは、大量の土砂や建材を運ぶのに使用されます。

これらの機械はそれぞれに特有の操作方法があり、安全に扱うためには専門的な訓練が必要です。

無免許で重機・建機を運転すると?

無免許で重機を運転することは法律で禁止されており、発覚した場合は運転者にも事業者にも厳しい罰則が科せられます

重機の操作は高度な技術を要するため、無免許での運転は大きな事故につながる危険があります。安全な作業環境を保つためにも、適切な免許の取得が重要です。

また、免許を持っていることは、作業者の技術力を証明するものでもあり、職場での信頼やキャリアアップにもつながるでしょう。

重機・建機の運転に必要な免許や資格

重機を操作するためには、それぞれの機械に応じた免許や資格が必要です。ここでは、以下の主要な重機免許について詳しく見ていきましょう。

  • フォークリフト
  • クレーン
  • 高所作業車
  • 不整地運搬車
  • 車両系建設機械(解体用)
  • 車両系建設機械(基礎工事用)
  • 玉掛け

それぞれの重機の運転に必要な免許や資格について解説していきます。

①フォークリフト

フォークリフトの操作には、フォークリフト運転技能講習を受講し、修了証を取得する必要があります。講習は2〜5日間で、費用は約2万円から5万円程度です。フォークリフトは倉庫や工場、建設現場などで広く使用されており、この免許を持っていると多くの職場で重宝されます。

フォークリフト免許の取得は、物流業界や製造業界での就職やキャリアアップにも大きく貢献します。フォークリフトは、荷物の積み下ろしや移動など、効率的な物流を支える重要な役割を担っています。この免許を持つことで、作業の幅が広がり、より多くの職種に対応できるようになります。

②クレーン

クレーンの操作には、以下のいずれかの免許が必要です。

  • クレーンデリック運転士
  • クレーン運転士(床上運転式限定)
  • 移動式クレーン運転士
  • 揚貨装置運転士

取得にはそれぞれ専門の教習所での講習と試験が必要で、期間は2〜6日、費用は5万円から20万円程度です。クレーンは建設現場での重量物の移動に不可欠であり、この免許を持つことで、より専門的な作業に従事することができます。

大規模な建設プロジェクトでは、重量物の移動が頻繁に行われるため、クレーンオペレーターの需要は常に高いです。また、クレーンの操作は高度な技術と集中力を要するため、この免許を持つことは、高い専門性と技術力を持つ証となります。

③高所作業車

高所作業車を操作するためには、高所作業車運転技能講習を受ける必要があります。講習期間は約2〜3日間で、費用は約2万円から6万円程度です。

高所作業車は、建築物の外壁塗装や電線のメンテナンスなど、地上からのアクセスが困難な高所での作業に使用されます。

高所作業車の免許を持つことは、建設業界だけでなく、広告看板の設置やメンテナンス、窓掃除など、都市部での様々な作業にも応用できます。特に高層ビルが多い都市部では、高所作業車を操作できる技術者の需要は高く、たくさんの就職機会があります。

④不整地運搬車

不整地運搬車の運転には、特別教育を受ける必要があります。教育期間は約2〜5日間、費用は約1万円から10万円ほどです。

不整地運搬車は、道路が整備されていない場所や、不安定な地面での作業に適しており、建設現場や農業分野での需要が高いです。

不整地運搬車の免許を持つことは、建設現場での多様な作業に対応できる能力を示すことになります。特に、道路建設や土木工事など、不整地での作業が多いプロジェクトでは、不整地運搬車免許を持つ技術者が重宝されます。また、農業分野でも、大型の農機具を操作する際にこの免許が役立つことがあります。

⑤車両系建設機械(解体用)

解体作業に使用される車両系建設機械の操作には、専門の技能講習を受ける必要があります。講習期間や費用は機械の種類によって異なりますが、一般的には最大で5日間ほどの講習を受けることになります。費用は1万円から10万円ほどです。

解体用の機械は、建物の解体や廃材の処理など、特定の作業に特化しており、これらの機械を扱えることは、建設業界において高い専門性を示すことになります。

解体用の重機免許を持つことは、都市再開発や古い建物の改修など、解体作業が必要とされる多くのプロジェクトで価値があります。また、解体作業は高い安全管理が求められるため、専門的な技術と知識を持つオペレーターが不可欠です。この免許を持つことで、建設業界におけるキャリアの幅を広げることができます。

⑥車両系建設機械(基礎工事用)

基礎工事に使用される車両系建設機械の操作にも、専門の技能講習が必要です。こちらも講習期間や費用は機械の種類によって異なりますが、最大で1週間ほどの講習期間で、費用は2〜13万円ほどです。

基礎工事用の機械は、建物の基礎を作るための掘削や土砂の運搬などに使用されます。これらの機械を操作できることは、建設現場での多様な作業に対応できる能力を示します。

基礎工事用の重機免許を持つことは、新しい建設プロジェクトや大規模な土木工事において、重要な役割を果たします。建物の基礎作りは、建設プロジェクトの成功に直結するため、高い技術力と正確な作業が求められます。この免許を持つことで、建設現場での責任あるポジションを担うことが可能になります。

⑦玉掛け

玉掛け作業には、玉掛け技能講習を受ける必要があります。講習は約2〜3日で、費用は約2万円から4万円程度です。

玉掛けは、重量物をクレーンなどで吊り上げる際に使用するロープやチェーンの取り扱い技術です。この技術は、建設現場だけでなく、工場や倉庫など、さまざまな場所で重要とされています。

玉掛け技能講習を受けることで、安全な吊り上げ作業を行うための知識と技術を身につけることができます。重量物の取り扱いは、多くの業界で必要とされる技術であり、この免許を持つことで、より広範な職種への就職やキャリアアップが期待できます。

重機免許を取得できる年齢は18歳以上

労働基準法で定められている危険有害業務をおこなうことができる年齢は満18歳以上。重機の操縦はこの危険有害業務に該当するため、免許を取得し、業務にあたるためには、年齢が18歳以上である必要があります

18歳以上であれば、学生であっても、社会人であっても、重機の免許取得に挑戦することができます。これは、将来的に建設業界で働くための大きな一歩となり、キャリア形成においてもとても有益と言えるでしょう。

重機免許の取得は、ただ単に法的な要件を満たすだけでなく、安全な作業環境を確保し、作業効率を高めるためにも重要です。また、免許を持っていることは、その人の技術力や専門知識を証明するものであり、職場での信頼や昇進、給与アップにもつながる可能性があります。特に建設業界は、技術者の需要が常に高く、資格を持つことで多くのチャンスが開かれる可能性があるでしょう。

まとめ

重機免許の取得は、建設業界で活躍するための第一歩です。各種免許の取得にはそれぞれ時間と費用がかかりますが、これらを身につけることで、安全かつ効率的な作業が可能となります。重機操作のスキルは、今後も引き続き需要が高い技能です。興味のある方は、ぜひこの機会に挑戦してみてください。

重機免許は、建設業界でのキャリアを築くための重要なステップであり、多くの可能性を秘めています。安全で効率的な作業を行うためにも、適切な訓練と免許の取得を心がけましょう。

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