計装士とは?仕事内容・年収・資格・将来性について詳しく解説!

「計装士ってどんな仕事なの?」
「年収はどのくらい?」
「計装士の将来性やキャリアについて知りたい!」

計装士に興味を持っている方は、上記のような疑問を持っているのではないでしょうか。そこでこの記事では、計装士の仕事内容や年収、将来性について詳しく解説します。

「計装士の資格を取りたい」「計装士になりたい」と思っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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計装士の仕事内容とは?

計装士の仕事内容

計装士とは、圧力計や燃料計、スピードメーターなどの計測器を設置・整備したり、計装システムの計画を立てたりする仕事です。

計測器は電線や液体、タンクなどを自動で制御する装置で、私たちが日々安全に生活をするために必要不可欠なものです。

具体的には、以下のような場所で計装の技術が使われています。

  • 巨大なプラント
  • 機械化された生産設備を持つ工場
  • ホテルや病院など

計装士は専門的な知識と高い技術力が必要になる仕事です。

機械設備や電気機器、配線に興味がある人に向いている仕事と言えるでしょう。

計装士の年収

計装士の年収

計装士の年収はおよそ400〜700万円です。

未経験の場合は月給20万円程度から、経験者の場合は25〜30万円程度からスタートする場合が多いです。

ただし、勤務する地域や実務経験の有無、資格を持っているかどうかなどによっても変わります。ですので、上記の年収はあくまで目安と考えておきましょう。

大手求人・転職サイトで調べた計装士1級を活かせる仕事の地域ごとの年収は以下の通りです。

地域職種年収
北海道1級電気工事施工管理技師500万円~1,000万円
電気設備施工管理230万円~380万円
建築工事施工管理400万円~650万円
東京1級電気工事施工管理技師500万円~1,000万円
原子力発電所工事の施工管理400万円~900万円
電気・計装エンジニア400万円~800万円
名古屋電気設備施工管理600万円~800万円
1級電気工事施工管理技士500万円~1,000万円
プラント電気計装工事施工管理500万~660万円
大阪電気設備施工管理600万円~800万円
1級電気工事施工管理技師500万円~1,000万円
プラント電気施工管理540万円~700万円
福岡1級電気工事施工管理技師500万円~1,000万円
電気工事施工管理400万円~750万円
電気・計装エンジニア650万円~900万円

1級電気工事施工管理技師については、どの地域の年収も500万円~1,000万円で変わりません。ただし、他の職種については東京の年収の上限が高いことがわかります。

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未経験から計装士を目指すことは可能?

結論から申しますと、未経験からでも計装士を目指すことはできます。ただ、未経験から計装士を目指す場合は以下の2つのルートが考えられます。

電気工事や管工事など、計装士に関連する仕事をしている場合

業務経験を活かしてすぐに計装士の資格を取るのがおすすめです。

計装士2級は2年、計装士1級は5年の実務経験があれば計装士試験を受けられます。

また、実務経験とは建築物その他の工作物もしくは、その設備において計測・制御・監視設備工事またはデータ回線工事の設計・施工に携わった経験を指します。

計装士に関連する仕事をしたことがなく、完全な未経験者の場合

未経験者OKの求人に応募して働きながら資格取得を目指したり、資格支援制度を利用して計装士の資格を取ったりするのがおすすめです。

先述した通り、計装士試験を受けるためには最低でも2年以上の実務経験が必要になります。知識だけあったとしても試験は受けられません。

完全な未経験者の場合、まずは計装士に関する仕事に就くことが必須です。

計装士ってどんな資格?

計装士ってどんな資格

計装士は国家資格ではなく、国家資格に準ずる公的資格です。

国家資格は国から認定される資格ですが、公的資格は民間団体や公益法人が実施して文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣などが認定する資格になります。

計装士1級を取得するメリットは、1級計装士試験に合格後、「電気工事」「管工事」に関する1年以上の実務経験を積むと主任技術者になれることです。

主任技術者は一定の規模の建設現場には必ず配置する必要があります。

そのため、特に建設業に転職する場合は1級計装士の資格を持っていると転職が有利になるでしょう。

合格した後は、5年ごとに13,610円を支払って計装士技術維持講習を受けなければいけません。

計装の技術や知識は年々新しくなっていくので、定期的に上記のような講習が開かれます。講習を受けなかった場合は計装士登録が失効するので注意しましょう。

計装士の受験資格

計装士には、計装士1級と計装士2級の資格があります。

計装士を受験するには計装工事に関わる実務経験証明が必要になり、必要な経験年数は計装士1級と2級を受ける場合で異なります。

どちらを受けるにせよ、計装事業や電気工事業に関する仕事に就いて勤務経験を積むことが必須です。

また、どちらも学科試験と実地試験に分かれており、学科試験は8月、実地試験は12月ごろに開催されます。

開催場所は以下の5箇所です。

  1. 仙台
  2. 千葉
  3. 名古屋
  4. 大阪
  5. 福岡

受験料は1級・2級とも学科試験が7,530円、実地試験が17,820円です。試験に合格すると、3月末までに合格証書と計装士登録証が配布されます。

それではそれぞれの受験資格を見ていきましょう。

1級

1級の受験資格は以下の通りです。

  • 計装工事の設計・施工の実務経験年数5年以上
  • 2級計装士の資格を持っている場合は実務経験年数4年6ヵ月以上

また、上記に加えて、指導監督的実務経験年数が1年以上必要になります。

 計装士2級

2級の受験資格は以下の通りです。

  • 計装工事の設計・施工の実務経験年数が2年以上

計装士の合格基準

計装士試験の合格基準は以下の通りです。合格基準は年によって変わる場合があります。

1級

学科試験・実地試験ともに55%〜65%の正解率で合格になります。

2級

学科試験・実地試験ともに55%〜65%の正解率で合格になります。

計装士の難易度・合格率

計装士1級と2級の合格率は以下の通りです。

学科試験・実地試験ともに合格率は基本的に6割を超えているので、他の技術系資格よりも難易度は易しいと言えるでしょう。

先述した通り、そもそも2年以上の実務経験がないと計装士試験は受けられません。つまり、「実務経験がある人にとってはそこまで難しい試験ではない」ということです。

1級

区分実施年合格率
学科試験2021年67.8%
2020年58.7%
2019年61.8%
実地試験2021年73.4%
2020年87.4%
2019年71.9%

参考:JOQS.jp

2級

区分実施年合格率
学科試験2021年67.3%
2020年67.2%
2019年61.7%
実地試験2021年79.8%
2020年93.0%
2019年82.8%

参考:JOQS.jp

合格発表は学科試験がその年の9月ごろ、実地試験が翌年の2月ごろになります。

計装士の試験内容

1級・2級ともマークシート方式の学科A・Bと記述方式の実地試験に分かれます。1級・2級の試験科目と内容はほとんど同じですが、2級の方が出題範囲が狭いです。

また、1級・2級とも学科試験に合格している場合は、次年度と次次年度の学科試験は免除されます。

1級

計装工事を行う上級の技術者が、持っていなければいけない知識と技術が問われます。

区分試験科目内容
学科A1 計装一般計装の意義、測定、制御、信号の伝送と処理
2 計器計装機器・システム、検出部と変換器及び伝送部、制御システム及び通信
3 計装設計計装工事設計の概要、計装記号及び図記号、計装用動力源、計装信号、国内・外の規格、計装配線工事及び配管工事設計、計装工事設計、計装工事材料、メンテナンス
4 工事の清算計装工事積算概要
5 検査と調整試験・検査の種類、計装配線・配管工事検査、計器の調整
学科B6 工事施工法盤類の据付、機器類の取付、ダクト・ラック据付及びトラフの布設、配線・配管工事、防爆及び接地工事、工事用工具、工程管理
7 安全衛生労働安全衛生法概要、労働安全衛生規則の通則及び安全衛生基準8 法規
8 法規労働安全衛生関係法令、労働基準法概要、法令等の種類、工事に関する法規
実地試験工事計画、材料並びに製品の判定、計装設定、計装工事設計、制御ロジック、検査調整、安全衛生、計装工事材料清算、計装工事工数積算

ただし、以下の資格を持っている人は学科Bを免除できます。

 2級

計装工事を行う中級の技術者が、持っていなければいけない知識と技術が問われます。

試験科目と内容は1級とほとんど変わりませんが、2級は積算が範囲外です。ですので1級よりも試験範囲が少し狭くなっています。

問題のレベルは1級と2級でほとんど違いはありません。また、以下の資格を持っている人は学科Bを免除できます。

  • 1・2級電気工事施工管理技士
  • 1・2級管工事施工管理技士
  • 1・2級電気通信工事施工管理技士
  • 第一種電気工事士

また「2級に合格していないと1級を受験できない」という制約はありません。ですので計装工事の設計・施工の実務経験年数が5年以上の人はいきなり計装士1級から受けても問題ありません。

2級は転職する際のメリットもあまりないので、必要な実務経験を満たしている場合は1級を受けるのがおすすめです。

資格取得に向けての勉強方法

計装士の資格取得に向けての勉強方法

資格を取得するには、過去問を繰り返し解く勉強法が有効です。なぜなら過去問から同じ問題が出題されたり、よく似た問題が出されたりすることが多いからです。

テキストと数年分の過去問が一緒になったものを日本計装工業会から購入して勉強をしましょう。試験では学科試験と実地試験の両方があるので、過去問も学科用と実地用の両方を入手してください。

「独学だけで勉強するのは難しそう」という人は日本計装工業会が開く計装技術講習会に参加しましょう。

講習会では、計装士試験に備えて過去の問題と出題傾向を踏まえた問題を解説してくれます。日程などは日本計装工業会の公式ホームページから確認してください。

また、計装士試験の勉強する範囲を少なくしたい場合は、科目免除を利用する方法もあります。

計装士試験では、以下の試験に合格していると学科Bが免除されます。

  • 電気工事施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技術
  • 第一種電気工事士

上記の資格は計装士の仕事をする上でも役に立つ資格です。計装士試験を受けるつもりなら、上記の資格を先に取っておくのも良いでしょう。

計装士の将来性

計測器を設置したり整備したりする計装士は、大きな建物が建設されていく上では必要不可欠な仕事です。

工場の機械化が進むにつれ、計装士が人手不足になる可能性もあります。現状、計装士の資格を持っている人はまだまだ少ない状態なので、今後も需要が増えていくでしょう。

特に手に職をつけてずっと働きたいと思っている人にはおすすめの仕事です。

計装士がキャリアアップするには?

計装士のキャリアアップ

ここでは、計装士としてキャリアアップする方法を2つ解説します。

キャリアアップして収入を上げたいと思っている人はぜひ参考にしてください。

1. 1級計装士を取得して主任技術者になる

キャリアアップを目指すなら、1級計装士を取得して主任技術者になりましょう。

1級計装士試験に合格後、「電気工事」「管工事」に関する1年以上の実務経験を積むことで、主任技術者と認定されます。

主任技術者は一定の規模の建設現場には配置する義務があり需要があります。また、主任技術者になると、専門的な仕事を任せてもらえたり、より大きな現場に配属されたりするでしょう。

電気工事関連の資格も一緒に取得すると、さらなる収入アップやキャリアップを期待できます。

計装士試験の科目免除にもつながるので、計装士を目指す段階で取得しておくのも良いでしょう。

2. 計装士の資格や経験を活かせる業界・職種へ転職する

計装士としてキャリアアップを目指すのではなく、計装士の資格や経験を活かせる業界に転職する方法もあります。

ここでは、計装士の資格や経験を活かせる業界や職種を2つ紹介します。

プラント業界

プラント業界は工場や発電所、下水処理場などの建築に携わる仕事です。

プラントとは、複数の設備や機器が組み合わさって作られた工場を指します。

プラントがきちんと動くためには、すべての機械が安全かつスムーズに稼働しなければいけません。そのため、機械を制御する計測器を設置したり、メンテナンスしたりする計装の技術が必要になるのです。

電気工事士

電気工事士は住宅やビル、病院など、様々な建物の電気設備を制御する仕事です。

電気工事士になるには、電気工事に関する資格が必要になります。ただし、計装士の資格も持っていれば、資格手当で収入を上げられます。

両方の資格を持っていれば現場で活躍できることは間違いないでしょう。

まとめ

この記事では、計装士の仕事内容や年収、将来性について解説しました。

計装士は大きな建物が建設されていく上で必要不可欠な仕事なので、今後も一定の需要が見込まれるでしょう。

計装士の資格の合格率は学科・実地試験ともに6割を超えているので、比較的取りやすい資格と言えます。計装士になった後は、以下の方法でキャリアアップし、より収入を上げることもできます。

  • 1級計装士を取得して主任技術者になる
  • 計装士の資格や経験を活かせる業界に転職する

ただし、合格した後は5年ごとに13,610円を払って計装士技術維持講習を受ける必要があります。講習を受けなかった場合は計装士登録が失効してしまうので注意しましょう。

計装士になりたいと思っている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

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