「構造設計はやめとけ」と言われる5つの理由|キツいという経験者の体験談も紹介

「構造設計の仕事内容が知りたい」

「構造設計はやめとけと聞くが、その理由が気になる」

「自分が構造設計の仕事に向いているかどうか、進むべきかどうか知りたい」

このように、構造設計の仕事に興味がありながら、就職や転職の一歩が踏み出せない人もいるのではないでしょうか。

構造設計の仕事は簡単な仕事ではなく、責任感の重さや仕事量の多さ、他部署との調整、高いコミュニケーション能力を求められるなど、大変な面がたくさんあります。しかし、それ以上に構造設計の仕事だからこその魅力もあるのです。

そこで本記事では、構造設計の仕事内容や大変と言われる理由、仕事の魅力、向いている人の特徴などを詳しく解説します。

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構造設計の仕事内容

構造設計の仕事には、以下の業務が挙げられます。

  • 建物の構造計画
  • 荷重の計算
  • 構造部材の配置計画
  • 構造計算書の作成
  • 施工図面の確認 など

そもそも建築物における構造とは、配筋や木材の骨組みや配置のことを指します。例えば建築物における構造では、柱や梁の有無や位置関係のことです。

建物の骨組みに該当する構造は、建物全体の基礎になるため、耐震診断や補強設など建物の安全性に関わります。ただ配置や組み合わせを決めればいいわけではなく、柱や梁の形状や性能、建物の間取り、経済面なども考慮する必要があるのです。

また、構造設計は意匠設計や設備設計とは区別された分野ですが、建築基準法や耐震基準の改正により建物の意匠と安全は両立させるべきという考えが一般的になりました。そのため、それぞれの線引きが薄くなり、仕事がより高度になっているのが実情です。

「構造設計はやめとけ」と言われる5つの理由

「構造設計はやめとけ」と言われる理由には、以下の5つがあります。

  • 意匠設計・設備設計との調整が大変
  • 責任が重くプレッシャーがかかる
  • 担当する業務量が多い
  • 残業が多い
  • 関わる人が多く、高いコミュニケーション能力が求められる

それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

意匠設計・設備設計との調整が大変

構造設計の仕事は、意匠設計や設備設計との調整が難しい点から大変な仕事として認識されています。

建物の構造は「安全」を第一に考える必要がありますが、意匠設計や設備設計ではデザイン性や設備の使いやすさなどを重要視します。そのため、構造設計に対して柱の移動や間取りの変更などを希望して来ることも珍しくありません。

しかし、構造部材は簡単に移動できず、穴を開けたり削除したりを簡単にできません。もしも構造を変更する際は、あらためて安全性を計算しながら構造を考える必要があります。つまり、構造設計の変更は単に図面を変更して終わりではなく、構造計算の訂正が必要になるのです。

意匠設計や設備設計との調整をしながら安全性の計算をするケースがあるので、設計のなかでも非常に大変な仕事になります。

責任が重くプレッシャーがかかる

構造設計の仕事は、非常に責任が重くプレッシャーがかかります。

安全性を計算し構造を設計しますが、万が一地震で住宅が倒壊してしまった際には、住民が亡くなる可能性もあります。人の命に関わることを仕事にするため、設計は重い責任を抱えた上で仕事に臨む必要があるのです。

担当する業務量が多い

構想設計の設計士が担当する仕事には、以下の業務があります。

  • 構造計算
  • 構造計算書類の作成
  • 構造図面の作成
  • 意匠設計・設備設計などとの調整
  • 構造に関する確認審査の対応
  • 監理物件の立ち会いと製品検査

単に設計図を書くだけではなく、このようにやるべきことがたくさんあります。

残業が多い

前項で解説したように、構造設計の仕事はさまざまあるため仕事量も必然的に多くなり、残業が増えることも多々あります。

また構造設計の仕事で重要なのは、スケジューリングです。構造設計の仕事が遅れると、その後の意匠設計や設備設計などさまざまな仕事に影響します。そのため、構造設計の仕事は基本的にズラせないため、仕事の進み具合によっては、毎日のように残業になってしまうのです。

関わる人が多く、高いコミュニケーション能力が求められる

設計の仕事は一人で黙々と仕事を進めるイメージがありますが、実際は多くの人と関わらなければなりません。

構造設計の仕事では上司やチームメンバー、他部署のメンバーなどと細かくコミュニケーションを取る必要があります。そのため、コミュニケーションスキルも重要になりますし、コミュニケーションに問題があるとスムーズに仕事が進まないでしょう。

意匠設計や設備設計との打ち合わせや調整も必要ですので、コミュニケーション能力は必須です。

構造設計がキツい・辞めたいという人の体験談

様々な理由から構造設計事務所で働き続けることに限界を感じて、転職を検討する人も少なくありません。

ここでは構造設計から別職種に転職を考えている人の実際の転職談をご紹介します。

構造設計は”安全が当たり前”とされる仕事で、そのため褒められることがほぼありません。

手掛けた建物が無事に完成してもそれが当然とされ、評価されることが少ないです。

打合せに参加する機会もないですし、設計職の花形といえば「意匠設計」というイメージもあるため、仕事のモチベーションを保つのが難しかったです。

45歳・男性

設備や意匠との調整は本当に大変です。

ある時、設備上の都合で構造体を変更する必要があると突然言われて、全ての計算と図面を急遽修正しなければならなかったことがあります。

昔よりも便利なツールである程度自動化できるとはいえ、絶え間ない調整・修正作業は精神的にも肉体的にも大きな負担です。

38歳・女性

構造設計の仕事は、当然ながら重大な責任が伴うため、日々のプレッシャーを強く感じます。

建物が自然災害時にも耐えうるよう設計する責務は重く、小さなミスが大惨事につながる可能性がある環境に長年さらされることが耐えられず、転職を考えました。

実際にあるプロジェクトでは、地震の影響を考えて何度も設計をやり直した経験があります。そういった点から、日常的な重責に嫌気がさしてしまう人は多いと思います。

30歳・男性

専門学校の頃から構造計算業務は好きだったのですが、私の場合は以前勤めていた会社の上司が非常に厳しく、ブラックな環境だったのが辛かったです。

設計ミスが許されないことはもちろんですが、付随した業務の小さな過ちにも厳しく指摘される毎日で、心身ともに疲れ切ってしまいました。

また、設計事務所から請け負ってくる業務もタイトなスケジュールなものが多く、残業や休日稼働も多かったです。

そのストレスが原因で体調を崩し、最終的には職場を離れる決断をしました。

27歳・女性

構造設計の仕事は残業が多く、最も忙しい月には130時間以上の残業を記録しました。

ほとんど休みが取れず、良いお給料がもらえても家族との時間が犠牲になってしまいます。

体調を著しく悪化させたこともあり、職場環境を改めて考えることとなりました。

50歳・男性

構造設計の魅力

大変な面もある構造設計の仕事ですが、もちろん魅力も多く存在しています。

構造設計の魅力として代表的なものは以下の3つです。

  • 年収の相場が高い
  • 幅広いジャンルの建築物のデザインに関われる
  • ものを作る喜び・ものができる喜びを感じられる

それぞれ詳しく解説します。

年収の相場が高い

構造設計の魅力の一つに、年収の相場が高い点が挙げられます。

厚生労働省の「職業情報提供サイト」によると、構造設計の仕事をする人の年収はおよそ620万円です。厚生労働省が発表している日本の平均給与が433万円ですので、平均よりも約200万円高いことになります。(平均給与の推移|厚生労働省

責任感の重さや業務の大変さはありますが、他業種と比べても高収入を得られる可能性があります。

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幅広いジャンルの建築物のデザインに関われる

構造設計の仕事に就くことで、幅広いジャンルの建築物のデザインに関われるのも魅力の一つです。

構造設計の経験を積むことで、一般的な住宅やビル、オフィスの建築だけではなく、商業施設や宿泊施設、観光名所などの大規模かつ文化的な施設の建築も手がける可能性があります。どのような建築物であっても、建築の土台となるのは安全性であり、構造設計者の仕事があるからこそ利用者の安全を考慮した建築物が建てられるのです。

いずれは国立競技場やスカイツリーのような歴史に残るような大規模建築物の設計を手がけてみたいと考えている人は、構造設計士の道を検討することもおすすめできます。

ものを作る喜び・ものができる喜びを感じられる

ものを作る喜びを感じられるのも、構造設計士だからこその魅力でしょう。

設計図を描いて終わりではなく、その後のデザインや設備設計との打ち合わせ、竣工、棟上げ、内装工事と建築は進んでいきます。自らが作成した構造設計図を基にプロジェクトが進み、 実際に出来上がっていく姿をみていると大きな喜びを感じられます。

また、自身が設計した建物を使用してみたり、家族で訪問して子どもに作ったことを伝えられるのは、設計という仕事だからこその醍醐味でしょう。

構造設計に向いている人・向いていない人

構造設計の仕事を目指すのであれば、そもそも自分が向いているのか向いていないのかを知ることが大切です。

構造設計に向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 責任感が強い人
  • スケジュール管理が得意な人
  • 思考が柔軟で臨機応変に対応できる人 など

建物の安全性に多大な影響をおよぼす構造設計の仕事は、人の命に関わるという点で非常に大きな責任を持って行う必要があります。そのため、どのような仕事に対しても責任感を持って取り組める人は、構造設計の仕事に向いていると言えるでしょう。

また、細かく工程・工期が決められている建設の仕事において、設計士もスケジュール管理能力が求められます。スケジュール管理が得意な人は、設計図の納期までに自分なりにスケジュールを組んで完成させられるでしょう。しかし、スケジュール管理が苦手な人は、納期ギリギリになって仕事に手をつけてしまい結果的に納期に間に合わない可能性があります。

思考が柔軟で臨機応変に対応できる人は、構造設計の仕事に向いています。設計士は、クライアントの希望を形にするため、あらゆる知識や経験を活用する必要があるのです。ときには、過去の経験にとらわれずに新しいアイディアを生み出す必要があるかもしれません。また、意匠設計や設備設計との打ち合わせのなかで、考えていた設計を臨機応変に変更しなければならないこともあるでしょう。

反対に、すぐに他責にしてしまう人やスケジュール管理が苦手な人、臨機応変よりも指示されたことを淡々とこなしたい人などは、構造設計の仕事には向いていないと言えます。

構造設計への転職で失敗しないためには?

構造設計への就職・転職で失敗しないためには、構造設計の仕事や業界について正しく理解することが大切です。

また、「やめとけ」と言われる理由についても理解し、それらを容認できるかも考える必要があります。例えば、以下のような気持ちで構造設計の仕事に進もうとすると失敗するでしょう。

  • 「なんとなく面白そう」
  • 「営業のような仕事ではなく、デスクワークがしたい」
  • 「数字に追われる仕事ではないから楽そう」など

構造設計の仕事をきちんと理解していない状態で、イメージや自分の嫌なことにだけフォーカスすると、転職失敗の原因になります。構造設計に向いている人の条件に当てはまるかもチェックしておくことが大切です。

自身の性格や長所が構造設計に向いているとわかれば、転職サービスを活用し優良な会社への就職・転職を目指しましょう。

まとめ

本記事では、「構造設計の仕事はやめておけ」と言われる理由と、構造設計の仕事に向いている人の特徴を解説しました。

構造設計は、建物の安全性を考慮した上で骨組みや構造を考える仕事で、責任感の重さや意匠設計や設備設計と打ち合わせして意見を聞く可能性があります。

以下のような、構造設計の仕事が大変な理由と自身の強みや苦手な分野を照らし合わせてみましょう。

  • 意匠設計・設備設計との調整が大変
  • 責任が重くプレッシャーがかかる
  • 担当する業務量が多い
  • 残業が多い
  • 関わる人が多く、高いコミュニケーション能力が求められる

このような大変な部分を理解しながらも、魅力のほうが大きいと感じられたり強みを活かせると思えたりした人は、ぜひ構造設計の仕事に挑戦してみてください。

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