
建築業界は、多くの女性にとって未知の領域。男性が多い職場というイメージのある建築業界ですが、少しずつですが女性が活躍する姿を見かけるようになってきました。
同時に「建築業界に興味がある」という女性も増えてきているのではないでしょうか。
そこで今回は、「建築女子」が日々直面する女性特有の悩みや、共感できる「あるある」を集めました。また、建築女子ならではの嬉しいポイントもご紹介します。
「建築業界に興味があるけど、男性が多いし…」と遠慮しているという方も少なくないはず。ぜひ最後まで読んで、建築業界に足を踏み入れてみてくださいね。
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目次
建築女子ならではの悩み・あるある8選
建築現場は、まだまだ男性が多数を占めている職場です。
しかし、そんな建築現場においても、女性ならではの視点や感性が求められることも増えてきています。
女性の活躍が求められている建築業界ですが、男性が多い職場ならではの悩みは少なくありません。ここでは、建築女子が直面する特有の悩みや共感できる「あるある」を8つ挙げてみましょう。
- 女性専用のトイレや更衣室が用意されていない
- 作業着やヘルメットなどのサイズが合わない
- 土曜日も出勤の現場が多く、友人と時間を合わせるのが難しい
- 「女性だから…」と特別扱いされることはない
- セクハラやパワハラが当たり前の現場も少なくない
- 日焼け対策していても焼ける
- おしゃれなデザインやかわいいデザインの用具を探すのが難しい
- 現場に女性がほとんどいない
建築業界を目指す女性にとっては気になるものばかりですよね。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
1.女性専用のトイレや更衣室が用意されていない
建築現場は、伝統的に男性の職場とされてきました。さらに、トイレや更衣室などは簡易的なものしか用意されていない状態が当たり前。女性専用のトイレや更衣室が用意されていることはほとんどないといっても過言ではありません。
これは、女性が働くための環境がきちんと整っていない状態であり、職場環境の改善が急務。女性のプライバシーを守り、快適に仕事をするためにも、トイレや更衣室などの問題の解決は重要です。
2.作業着やヘルメットなどのサイズが合わない
建築現場で使用する作業着やヘルメットは、多くが男性用に設計されています。
そのため、女性にとってはサイズが合わず、作業の効率や安全性に影響を及ぼすことが少なくありません。
特にヘルメットが大きすぎると、視界が遮られたり、頭部を十分に保護できなかったりといったリスクがあります。工事用のヘルメットは前にずれることが多く、頭の小さい女性が着用する際には注意が必要です。
女性用の作業着や安全装備の普及は、建築現場での女性の安全と快適性を高めるために必要不可欠です。
3.土曜日も出勤の現場が多く、友人と時間を合わせるのが難しい
建築現場はプロジェクトの進行状況によっては、土曜日も稼働することが一般的。業界的に週休1日としている企業も少なくありません。
そのため、「金曜日の夜に飲みに行く」「土曜日に友人と出かける」などができません。
女性も男性も関係なく休日出勤や残業があることも少なくないため、プライベートの時間を確保するのが難しくなります。
友人や家族との予定を合わせるのが難しいという問題は、仕事とプライベートのバランスを取る上で大きな課題となっています。
プライベートの時間を大切にしたい女性にとっては大きなストレスになってしまいます。
4.「女性だから…」と特別扱いされることはない
建築現場では、「女性だから…」という理由で特別扱いされることはほとんどありません。
高所での作業や重たいものを運んだり支えたりといった業務は、女性だからと言ってやらなくて済むことではありません。男性と同じように高所での危険な作業をしたり、重たいものを運んだりする必要があります。
これは、性別に関係なく平等に扱われるという意味では良いことですが、一方で、女性ならではの身体的な負担や心理的なストレスに対する配慮が不足している場合もあります。
建築女子は、男性と同じ条件で働く中で、女性だからこその過酷な状況に直面することもあります。
5.セクハラやパワハラが当たり前の現場も少なくない
建築現場におけるセクハラやパワハラは、残念ながら未だに存在する大きな問題。
ひと昔前に比べると減ってはきているものの、まだまだ男性の割合が圧倒的に多いという業界の特性上、セクハラやパワハラが常態化してしまっている現場も少なくないというのが現状です。
この状態にストレスを感じ、「辞めたい」と感じる建築女子も少なくありません。
女性が安心して働ける環境は、業界全体での意識改革が必要です。セクハラやパワハラの問題に対しては、厳しい対応と継続的な教育が求められています。
6.日焼け対策していても焼ける
屋外での作業が多い建築現場では、日焼けは避けられない問題です。
日焼け対策を万全にしていても、長時間の屋外作業により肌が焼けてしまうことは珍しくありません。
特に夏場は、どれだけ日焼け止めを塗っていても、時間が経てば汗などで流れてしまいます。忙しい建築現場で働いていると、そう何度も日焼け止めを塗り直すことはできません。
さらに建築現場では、長袖の作業着を着用、マスクをする機会も多いため、不自然な日焼けをしてしまうことも少なくありません。
腕は日焼けせず白いのに、顔半分だけ異常に焼けているという状態は、美容や容姿を気にする女性にとっては、大きなストレスを感じることでしょう。
7.おしゃれなデザインやかわいいデザインの用具を探すのが難しい
建築現場で使用する用具は、何よりも機能性が最優先されます。その結果、デザイン性に乏しいものが多く、女性らしいデザインやおしゃれなアイテムを見つけるのは難しいでしょう。
男性がメインの業界のため、そもそも女性向けの用具や製品の種類が少ないことも、この問題の理由のひとつです。
ただ、最近では「ワークマン女子」の注目が高まっていることもあり、少しずつですが、以前よりも充実してきている傾向があります。
8.現場に女性がほとんどいない
建築現場は今でも男性が圧倒的多数を占めています。
女性が少数派であることによる孤立感や、同性の同僚がいないことによるコミュニケーションの難しさは、建築女子が直面する課題のひとつです。
建築現場で女性と接する機会はほとんどなく、常に男性ばかりの職場で働かなくてはなりません。
このような職場環境に「辛い…」と感じる建築女子は少なくないでしょう。
嫌なことだけじゃない?建築女子の嬉しいあるある3選

ここまでは、建築女子の辛いところや悩みなどについて紹介してきました。
しかし実際は、建築現場での厳しい環境や悩みだけではなく、建築女子には嬉しい「あるある」も存在します。
ここでは、そんな建築女子のポジティブな側面を3つ紹介します。
- 貴重な存在として重宝される
- スキルや実力次第ではかわいがってもらえる
- 容姿に関する制限やルールが少ない
これらは、建築業界で働く女性たちにとっての小さな喜びや、充実感を感じる理由のひとつとなっています。
1.貴重な存在として重宝される
建築現場では女性がまだ少数派であるため、女性ならではの視点や感性が非常に重宝されます。女性特有の細やかな観察力や、デザインに対する感性は、プロジェクトに新たな価値をもたらすことも少なくありません。
また、チーム内でのコミュニケーションを円滑にする役割を果たすこともあり、自信ややりがいにつながります。
女性はまだまだ珍しい存在であるため、現場で名前を覚えてもらいやすいといったメリットを感じる方もいるようです。施工管理技士はもちろん、営業職などでも活躍の場は幅広く用意されています。
2.スキルや実力次第ではかわいがってもらえる
建築業界は、実力主義の側面が強い分野です。そのため、スキルや実力をしっかりと身につければ、性別に関わらず尊敬され、かわいがられることがあります。
建築業界は、気難しい職人気質の男性が多い業界。その分、情に厚い人も少なくないため、スキルや実力、日々の頑張りを認めてもらうことができれば、かわいがってもらいやすいでしょう。特に年配の職人の場合、自分の子どもや孫と変わらない年代の女性が働いていると、かわいがってあげたくなることも多いようです。
特に技術や知識が高く評価される現場では、女性であることが逆にプラスに働くことも。実力を認められることは、大きな自信となり、キャリアアップへの道を開くことにもつながります。
3.容姿に関する制限やルールが少ない
一般的なオフィスワークと比べると、建築現場では容姿に関する制限やルールが比較的緩やかです。
「作業着やヘルメット、マスクの着用」などの、現場での安全に関わる服装のルールは多いですが、髪色や髪型、ネイルなどに関するルールは緩い傾向にあるのが建築業界。これは、自分らしく働けるという点で、建築女子にとっては大きなメリットです。
とくに現場事務や建設事務といった事務職なら、社外の人と関わることも少ないためより条件は緩いでしょう。
いつも作業着を着て、ヘルメットとマスクを着用しているということは、現場では目だけが露出している場面がほとんど。そのため、このメリットを逆手にとって、目の周りだけメイクして、化粧の時間や手間を短縮しているという女性も少なくありません。
メイクや服装に関する厳しい規定がないため、自分のスタイルを大切にしながら、快適に仕事をすることが可能です。
まとめ
建築女子が直面する悩みやあるあるは、厳しいことも多いものですが、それらの問題を乗り越えた先には、それ以上の大きなやりがいや充実感があります。
職場環境の改善が進むにつれて、建築業界における女性の活躍は、これからもっと増えていくことでしょう。
多くの女性が建築業界で働くようになれば、女性ならではの視点で、建築の世界をより豊かにしていくことができます。
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