施工管理を辞めたいと思う6つの理由!円満退社のために必要な5つの行動

施工管理の仕事に就いたけど、「こんなに大変だとは思ってなかった」「残業や休日出勤が多くてつらい…」と、辞めたいと思っている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、施工管理を辞めたいと思っている方がどのような理由でそう思っているのかや、辞めたいと思ったらすべき行動、円満に退社するために大切なことなどを詳しく解説します。

施工管理の仕事が辛くて辞めたいと思っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

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施工管理の仕事とは

施工管理は、建設工事の現場を管理する仕事です。

工事現場で働く作業員の指導や工事の進捗管理などを行う現場監督と混同されがちですが、施工管理の業務内容はより多岐にわたります。

施工管理の主な業務は以下の4つです。

  • 工程管理
  • 安全管理
  • 品質管理
  • 原価管理

工程管理では、必要な人員や重機の手配を行うなどして、工事をスケジュール通りに進められるよう管理していきます。

安全管理では、現場で働く作業員が安全に働けるよう環境を整え、品質管理では、材料の品質や設計図通りに建設できているかなどクオリティの部分を管理していきます。

また、人件費や材料費など工事にかかる費用の原価をチェックし、予算内で完成させられるようにするのも施工管理の重要な仕事の一つです。

施工管理の離職率

施工管理の離職率は、厚生労働省など公的な機関からのデータが公開されているわけではありません。

そのため、公的なデータではありませんが、一般的なデータとして、1級の施工管理技士の離職率が5%程度、2級の施工管理技士の離職率が10%程度になるとされています。

厚生労働省が公開している令和2年度の雇用動向調査によると、建設業界全体の入職率は10%、離職率は9%となっています。

離職率が高いとされる宿泊業や飲食サービス業の離職率が25.6%であることを考えると、建設業の離職率が特別高いというわけではありません。

施工管理についても同様で、1級の施工管理技士に限ってみれば離職率は低く抑えられていると見ることもできます。

離職率はあくまでもデータなので、個人が「辞めたい」と思うこととの因果関係があるわけではありませんが、施工管理が特別離職率の高い仕事ではないという点は押さえておく必要があるといえるでしょう。

参考:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概要

ゼネコンの離職率

大手ゼネコンは建設業のなかでも離職率が低い傾向にあります。大手ゼネコンは給与の水準が非常に高く、充実した福利厚生があるため、「辞めたい」「辛い」と感じる人が少ないことが理由と考えられます。

一方で、中小企業の場合は、給与水準が低く福利厚生も整っていないことも多く、労働環境が整備されていないことから、「辞めたい」「辛い」と感じる方も少なくありません。

電気工事士の離職率

電気工事業界は、離職率が高いことが知られています。新入社員のうち、約40%の人が3年以内に離職するというデータもあります。

離職率の高い理由として考えられるのは、実地研修の少なさや休日の少なさ、労働環境の劣悪さなどが挙げられます。

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施工管理を辞めたいと感じる原因6選

施工管理の仕事は非常にやりがいのある仕事です。

ただ、それでも続けられない人や辞めたいと思う人がいるのも事実。

施工管理として現場でやりがいを感じながら頑張りつつも、「もう辞めたい…」と思うようになってしまう主な原因としては、以下の4点があげられます。

  • 残業がしんどい
  • 現場仕事を辞めたい
  • 仕事量が多くてきつい
  • 労働環境が厳しい
  • 給料が見合わない
  • 人間関係がうまくいかない

それぞれ詳しく解説していきます。

①残業がしんどい

建設工事は完成予定日が決められていて、そのスケジュールで人員や予算を確保しています。

そのスケジュールに間に合わせられるように全体を管理するのが施工管理に求められる重要な役割の一つになるため、工事が予定通りに進められていなかったり、完成予定日に間に合わない可能性がある場合は、残業や休日出勤の割合が増えてしまいがちです。

工事の進捗次第では、毎日長時間の残業を強いられたり毎週のように休日出勤を強いられることになるため、まともに休むことができなくなり、「辛い…」「しんどい…」と感じるようになります。

「プライベートの時間も大切にしたい」など、ライフワークバランスを重視している方にとって、施工管理ならではの残業や休日出勤の多さは大きなストレスになりかねず、それが離職の大きな要因の一つになってしまいます。

②現場仕事を辞めたい

施工管理は作業員ではなく現場を管理する立場なので、基本的には管理業務がメインの業務になります。

そのため、現場で手を動かすケースはそう多くはありませんが、スケージュールが押してしまっていたり、人員が足りていない場合は、施工管理の立場であっても作業しなければならないこともあります。

現場での作業は力仕事がほとんどで、体力も求められるため、作業することを想定せずに施工管理になった場合は現場での作業が辛いと感じてしまいがちです。

また、現場での仕事は危険と隣り合わせだったりもするので、現場での作業の辛さと危険度の高さに嫌気がさして辞めたいと感じるようになってしまったり、体力勝負ではない職種への転職を考えるようになります。

③仕事量が多くてきつい

建設工事の現場における施工管理は、とにかく仕事量の多い職業です。

工事全体の人員の管理や工程の管理だけでなく、予算の管理もしなくてはいけませんし、重大な事故が発生しないよう安全管理も並行して行わなくてはいけません。

これらの業務を一定の品質を保ちながらこなさなくてはならないため、その仕事量の多さに嫌気がさして辞めることを考えるケースも少なくありません。

工事の進捗具合によっては残業や休日出勤が増えてより忙しくなりますし、現場をいくつも掛け持ちしなければならないケースも多く、仕事量の波もあるため、それらが離職の要因になっていたりもします。

④労働環境が厳しい

建設業界の仕事ならではの労働環境の厳しさ・過酷さも、施工管理の担当者が仕事を辞めたいと感じる要因の一つです。

ほとんどの建設工事の現場は屋外なので、夏は暑く冬は寒いという厳しい環境で働かなくてはいけません。

屋内での作業になることもありますが、工事期間中ということもあって空調設備が使えるわけでもないので、屋内であってもその過酷さは変わりません。

また、常に粉塵や騒音にさらされながら仕事することになりますし、危険と隣り合わせの状況で働かなくてはならないため、労働環境の厳しさに耐えられず辞めてしまう人もいますし、「続けたいけど体が持たない…」と感じて辞めてしまう人もいます。

⑤給料が見合わない

仕事量の多さや労働時間の長さ、労働環境の厳しさに見合った給料がもらえていないことに不満を感じることもあります。

施工管理の年収は決して低い水準のものではありませんが、現場での体力仕事に加えて事務作業もこなさなければならないため、体力的にも精神的にもきついと感じる人が多いようです。

⑥人間関係がうまくいかない

人間関係のストレスから、施工管理を辞めたいと感じる人もいます。

施工管理は、現場の職人さんや会社の上司、クライアントなど、幅広い人たちと関わらなければなりません。さらに、近隣住民からのクレーム対応が必要なこともあり、人間関係やコミュニケーションに悩み、辞めたいと感じる原因になっています。

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施工管理を辞める前にやるべきこと

どうしても続けられそうにない場合は、実際に施工管理の仕事を辞めるのも一つの手です。

ただ、何も考えずに勢いだけで退職してしまうのはおすすめできません。

実際に施工管理の仕事を辞める前にやっておくべきこととしては、以下の3点があげられます。

  • 辞めたい理由をまとめる
  • 早めに上司に相談をする
  • 退職日に向けて転職活動をおこなう
  • 退職のことを周囲に軽々しく言わない
  • 担当業務は区切りがいいところまで全うする

それぞれ詳しく解説していきます。

①辞めたい理由をまとめる

一度「辞めたい」という考えが頭をよぎってしまうとすぐにでも辞めてしまいたくなるものですが、まずは一旦冷静になって辞めたい理由をまとめるところから始めるようにしましょう。

辞めたい理由がしっかりとまとまっていると、上司に退職の意向を伝えるときにスムーズに伝えられるようになりますし、矛盾している部分を指摘されたり諭されたりする可能性も低くなります。

また、理由を明確にしないまま勢いで辞めてしまうと同じ過ちを繰り返してしまいかねません。

「施工管理の仕事を辞めたい」「建設業界を辞めたい」「今の会社を辞めたい」など、辞めたい理由はそれぞれですが、なぜ辞めたいのかが明確になっていないと正しい方向に進むことができなくなってしまうので、まずは辞めたい理由をまとめるようにしましょう。

②早めに上司に相談をする

辞めたい理由をまとめて施工管理の仕事を辞める意思が固まったら、なるべく早いタイミングで上司に相談するようにしてください。

建設業界は深刻な人手不足の状態が続いている業界です。

実際に現場で働く中で、そのことを実感する場面も少なくないかと思います。

人手不足を実感している場合、辞めることを伝えるのを躊躇してしまいがちですが、伝えるのが遅くなればなるほど辞めづらくなってしまうので、覚悟を決めてすぐに伝えるようにするべきです。

伝えるのが遅くなることで別の現場を割り当てられてしまったりすると、調整が大変になるので、より辞めづらくなってしまいます。

伝えるのが遅くなると引き止められる可能性も高くなるので、辞めると決めたらなるべく早めに上司に伝えるようにしてください。

③退職日に向けて転職活動をおこなう

上司に相談して退職することが決まったら、転職活動に取り組みましょう。

「しばらくゆっくり休みたい」など特別な理由がある場合は別ですが、そうでないのであればすぐに転職活動に取り組むべきです。

もし施工管理の仕事を辞めた後のキャリアに迷ってしまうようであれば、今後のキャリアについて相談しながら転職活動に取り組める転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントは仕事を紹介してもらえるだけでなく、キャリアについての相談に乗ってもらうこともできます。

転職エージェントを活用することで効率よく次の方向性を決められるようになるので、ぜひ積極的に活用するようにしてください。

④退職のことを周囲に軽々しく言わない

従業員の退職は、職場の士気や取引先との関係などにまで影響を与えることもある重大事項です。退職が決まったからといって、周囲に軽々しく話すのは控えましょう。

退職することについては、しかるべきタイミングで上司から全体に周知してもらうのがベストです。自分のことだからと、先輩や同僚に不用意に話して職場の雰囲気を悪くさせない配慮が必要です。

⑤担当業務は区切りがいいところまで全うする

自分が担当している業務については、完了させるか区切りがいいところまで全うするのが最低限のマナー。「自分は辞めるから関係ない」と途中で業務を放り出すようなことは辞めましょう。

最後までやりきるか、区切りがいいところまで全うしたうえで、しっかりとした引き継ぎをおこなうように心がけてください。

円満に施工管理を退職する方法

実際に辞める場合、できれば円満に退職したいもの。施工管理を円満に退職するために大切なポイントを以下の3項目に分けて解説します。

  • 余裕を持ったスケジュールを組む
  • 退職理由を考える
  • 最後まで真面目に働く

それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

余裕を持ったスケジュールを組む

どの会社にも就業規則というものがあります。就業規則には、「退職希望日の何日前までに申し出なければならない」などのルールが定められています。

この規則を守らなければならないうえ、引き継ぎ業務なども必要になってくるので、退職までのスケジュールに余裕を持たせることが大切です。

どんなに「今すぐ辞めたい」と思っていたとしても、突然辞めてしまうようなことは避けましょう。会社や現場に大きな迷惑がかかってしまうことになります。

退職を決意したら、できるだけ早めに申し出て、退職まで余裕を持ったスケジュールにしましょう。

退職理由の「伝え方」を事前に考える

施工管理の仕事を円満に退職するには、伝え方が非常に重要になってきます。

伝え方を間違えてしまうと揉める可能性がありますし、希望通りの日程で退職できない可能性も出てくるので注意しなくてはいけません。

ただ、特別なことをする必要はありませんし、難しくもありません。

あなたが退職することでいろいろと対応してもらうことになる上司のことを考え、マナーを守って退職の意志や理由を伝えるだけです。

揉めずに円満に退職するための退職理由の伝え方として意識するべき点としては、以下の5点があげられます。

  • 直属の上司に伝える
  • なるべく早いタイミングで伝える
  • メールやチャットで伝えるのは避ける
  • きちんとアポをとって伝える
  • 退職の意思が固いことを伝える

直属の上司よりも上の人にいきなり伝えてしまうと、上司の管理能力が疑われてしまうことになるのでそういった対応は避けるべきです。

また、先述したとおりなるべく早いタイミングで伝えることも重要になりますし、メールやチャットではなく直接話して伝えることも重要になります。

上司は、いきなり「辞めます」とだけ言われても対応に困るので、伝えるときは必ずアポをとってから伝えるようにしましょう。

また、引き止められたり対応を先延ばしにされないためにも、退職の意思が固いことをしっかりと伝えるようにしてください。

最後まで真面目に働く

社会人として当然のことですが、退職日を迎えるまでは真面目に最後まで働くことが大切です。書類整理や引き継ぎ、残務の処理などの仕事を丁寧に最後までやり切りましょう。

また、在職中にお世話になった人への挨拶回りなども忘れないようにしましょう。

退職をするからといっていい加減な仕事をするのではなく、最後まで丁寧に真面目に働くことで円満に退職できます。

施工管理を辞めるタイミングはいつがいい?

施工管理を辞めるベストタイミングは、ひとつの現場が終わった直後です。

ただ気をつけたいのが、現場が終わる予定の直後を退職日として設定してしまうことです。この場合、有給休暇を取得できずに辞めなければならない可能性があるので注意しましょう。

有給休暇があと何日残っているのかを把握したうえで、現場が終わる予定の日にちと合わせて検討し、退職日を決定するようにしてください。

施工管理を辞めた後のキャリアは?

施工管理の仕事を辞める場合、辞めた後のキャリアについても考えなくてはいけません。

施工管理を辞めた後のキャリアの大きな方向性としては、「同じ建設業界の異なるジャンルや異なる職種にチャレンジする方法」と「異なる業界にチャレンジする方法」があります。

建設業界と言ってもそのジャンルはさまざまです。

例えば、これまでゼネコンで施工管理として働いてきたのであれば、その経験を活かしてハウスメーカーの営業職として働くという選択肢もありますし、公務員の土木部門で活躍するという選択肢もあります。

また、建設業界に限らず、建物の保守点検を行うビルメンテナンス業界などでも施工管理の経験を活かして活躍できるはずです。

今後のキャリアに迷ってしまう場合は、先述したとおり転職エージェントで相談してみるという方法もあります。

実際に施工管理を辞めた人の声を紹介

実際に施工管理を辞めた経験のある人の声を集めました。

施工管理を辞めた人の声①

誤解しないでいただきたいのが、施工管理の仕事自体が嫌になったわけでは全然ないのよね。

施工管理はすげー仕事だし、おもしろい仕事だと今も変わらず思う。

ただそれが自分に合っているかどうかは別のお話。少なくとも今の会社で働くことは合わないと判断したので辞めた。

引用元:X

施工管理を辞めた人の声②

施工管理やってたので、辞めとけ、とは思うんですけど、ただ私が辞めた会社の施工管理は、男の人だったら超おすすめしたいなとは思う(笑)

福利厚生文句なしだし大きすぎない現場でほんとちょうどいい。自分が男だったら続けられたと思ってる。

引用元:X

施工管理を辞めた人の声③

あるアスリートが月給70万で寿司職人を募集してる記事の見出しを見た瞬間、昔辞めた施工管理の会社飛び出すのを決意する前に本社の人事部に電話かければ良かったと今更になって少し後悔。

その前にいた会社が全国規模の癖に人事が碌に機能していないとこだったり、会社の規模的になかったりだったからな…

引用元:X

まとめ

仕事量が多く、残業や休日出勤がつきものの施工管理の仕事は、どうしても辛くて辞めたいと思ってしまうこともあるでしょう。

そんなときでも、一時の感情でいきなり辞めることなく、信頼できる上司や同僚に相談したり、辞めるまでのスケジュールに余裕を持ったりしておくことで円満に退職でき、その後のキャリアにもプラスに働くのではないでしょうか。

施工管理経験者は、建設業界だけでなくさまざまな業界で活躍できる人材です。ぜひ、自分にぴったりの素敵な職場を見つけてくださいね。

トントン」では、建設業界に関する求人を数多く掲載しています。建築・建設業界への就職・転職を検討する人は、ぜひ参考にしてみてください。

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