設備工事とは?工事の種類から業界の魅力、役に立つ資格まで

「設備工事ってどんな仕事?」

「設備工事で役立つ資格が知りたい」

設備工事とは電気や給排水、ガスなど建物に必要不可欠なインフラの整備を行う工事のことです。

設備工事の種類はさまざまで「設備業界に興味はあるけど、どんな仕事があるんだろう」と思っている人も多いと思います。

本記事では、代表的な設備工事の種類や業界の魅力、設備工事に役立つ資格などを詳しく紹介しています。

設備工事業界へ興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

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設備工事とは

設備工事とは、電気・給排水・ガス・空調など建物で使われるさまざまな設備を整備する工事のことです。

設備工事は建物の快適性を向上するだけでなく、災害時に人命を守る重要な役割も担っています。

設備工事は建物の新築時だけでなく、完成したあとの保守やメンテナンスなど幅広い場で必要とされる仕事です。

設備工事の種類

設備工事には、主なものとして以下の5種類があります。

  • 電気設備工事
  • 電気通信工事
  • 管工事
  • 機械器具設備工事
  • 防災設備工事

それぞれの工事について詳しく紹介していきます。

電気設備工事

電気設備工事は、照明やコンセント・電気ケーブルを取り付ける工事のことです。

電力会社から建物に電気を引き込み、必要な箇所に電気を供給します。

工場や商業施設など大型の施設では、高圧で電気を引き込み、低圧に電圧を下げて建物内で利用します。

電気の供給は照明やコンセントだけでなく、エレベーターやポンプなど建物にある全ての機器が対象です。

電気設備工事では電力会社から電気を引き込むだけでなく、太陽光発電など建物内で電気を発電して利用することもあります。

電気通信工事

電気通信工事は、電話や放送設備、インターネットなどの情報伝達に必要な設備を整備する工事のことです。

電気設備工事が照明やコンセントなど電圧の高い電気を供給しているのに対して、電気通信工事は電圧の低い通信信号を供給しています。

インターネットやセキュリティー設備の技術発展により、建物に必要な電気通信工事の割合は年々増加しています。

電気通信設備は電気設備と同様、建物に欠かせない重要なインフラとなりつつあります。

管工事

管工事は、給排水やガス、空調などに必要な配管を整備する工事のことです。

給排水設備ではトイレや厨房などに必要な水を供給し、そこで出た排水を建物外の下水道に排出します。

空調設備では室内のエアコンに冷水や温水を供給して、部屋の中を快適な温度に保ちます。

管工事では配管だけでなく、換気に必要なダクトの設置も行います。

そのほか管工事には、都市ガスやプロパンガスを供給するガス設備などがあります。

機械器具設置工事

機械器具設置工事とは、エレベーターや立体駐車場などの機械器具を設置する工事のことです。

電気工事や管工事でも機器の設置工事を行いますが、機械器具設置工事ではより大型の機器の設置を行います。

一般的なビルや商業施設で利用されるエレベーターや立体駐車場だけでなく、工場や発電施設で使われるプラント機器なども機械器具設置工事にあたります。

高い専門性が必要で、熟練した技術者が工事にあたります。

防災設備工事

防災設備工事とは、災害時に建物内の人命を守るために整備される工事のことです。

防災設備工事には、自動火災報知設備やスプリンクラー、屋内外消火栓、誘導灯などの設備があります。

自動火災報知設備は、感知器で火災を感知し建物内の利用者に火事を知らせる設備です。

スプリンクラー・屋内外消火栓は、火災時にスプリンクラーヘッドや放水口から大量の水を放出して消火活動を行う設備です。

防災設備工事にはそのほか、排煙設備や誘導灯、非常照明などがあり、いずれの設備も災害時に建物内の人命を守る重要な役割があります。

消防法などの遵守しなければならない規則も数多く存在し、高い専門性が求められる仕事です。

設備工事業界の魅力とやりがい

建設業の中でも、とりわけ技術革新が進んでいる分野が設備工事業界です。

設備工事業界には、多くの魅力とやりがいがあります。

ここでは、3つの魅力とやりがいを紹介していきます。

  • 需要が安定している
  • 業種・職種が多く活躍できる場が幅広い
  • 社会貢献度が高くやりがいがある

需要が安定している

設備工事業界の魅力のひとつは、需要が安定していることです。

発電施設や下水処理場・ゴミ焼却施設など社会インフラでも、多くの設備工事が必要です。

設備工事は新築時だけでなく、建物が完成したあとも保守やメンテナンスで多くの仕事があります。

このように設備工事業界は、需要が安定しているのが大きな魅力のひとつです。

業種・職種が多く活躍できる場が広い

設備工事には専門性の高い業種・職種が多く、活躍の場が広いのが魅力のひとつです。

電気設備工事ひとつをとっても、照明・コンセントなどの器具付けからケーブルの設置作業、電力の引き込み工事とさまざまな仕事があります。

管工事、防災設備工事の中にも専門性の高い仕事が数多く存在します。

エレベーターや立体駐車場などの機械器具設置工事では各社の独自技術によって、より高い専門性が発揮できます。

設備工事には、多種多様な仕事が用意されているため活躍の場が広いのが魅力の一つです。

社会貢献度が高くやりがいがある

設備工事は、社会貢献度が高くやりがいがあります。

電気やガス、水は生活に欠かせない重要な社会インフラです。

建物内に社会インフラを供給することは、どのような施設でも高い社会貢献が可能です。

また、災害時にはインフラ供給が絶たれた被災者のために復興作業が行われます。

設備工事は誰かの役に立っていると強く意識でき、高いやりがいを感じられることが大きな魅力です。

設備工事業界が抱える課題

設備工事業界は大きな魅力とやりがいのある業界ですが、大きな課題も抱えています。

設備工事業界が抱える3つの課題を紹介します。

  • 人材面での課題
  • コスト面での課題
  • 労働環境に関する課題

人材面での課題

設備工事業界では、人手不足が課題となっています。

少子高齢化が進み、設備工事を担う労働者が減少しています。

人材面での課題を解決するために、作業の効率化やIT技術の導入などさまざまな施策が打ち出されています。

コスト面での課題

設備工事業界では、建築資材の高騰も課題のひとつです。

また、老朽化したビルや工場の建替え、駅前の再開発計画も進んでおり、建築資材の高騰は当面の間続くと考えられます。

これまでと同様の値段で資材を調達できなくなってきていることが、設備工事業界の課題の一つになっています。

労働環境に関する課題

設備工事業界の労働環境も課題のひとつです。

長時間労働は若手の就業意欲をそぎ、人材面の課題にも影響を及ぼしています。

週休二日制の導入やIT技術による作業効率の向上など、労働環境を改善する必要性に迫られています。

設備工事に関連する3つの資格

設備工事業界に役立つ3つの資格を紹介します。

  • 電気工事士
  • ボイラー技士
  • 管工事施工管理技士

電気工事士

電気工事士は、電気設備工事を行うために必要な国家資格です。

ケーブルの敷設や照明・コンセントの設置工事を行うには電気工事士の資格が必要です。

電気工事士には第1種・第2種の二種類があり、扱える工事の範囲によって取得すべき資格が変わってきます。

電気設備工事は、一歩間違えると感電や漏電火災など重大事故が起こる可能性のある危険な仕事です。

電気工事士の資格を取得すれば、専門知識を習得して幅広い分野で活躍することができます。

ボイラー技士

ボイラー技士は、病院や工場などに設置されているボイラーの取扱い、点検、安全管理が行える国家資格のことです。

ボイラー技士には1級・2級の二種類があり、ボイラーのサイズによって資格が異なります。

病院や工場など大規模な施設では、ボイラー技士の資格を持っている人を求めるところが多くあります。

大規模施設は多くの仕事があるため、安定した稼ぎを得ることが可能です。

ボイラー技士を取得しておけば、このような大規模施設への転職が有利になります。

管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は、管工事の施工計画の作成、工程・安全・品質の管理を行う国家資格のことです。

建設現場における管工事の現場代理人として、工事の責任者の仕事を行います。

管工事施工管理技士には1級・2級の二種類があり、工事の規模によって必要な資格が分かれます。

1級管工事施工管理技士は取得難易度が高く、取得者も少ないため多くの企業から求められる人材です。

管工事施工管理技士は現場の責任者を任せられるため、自身のキャリアアップにも有効な資格と言えます。

まとめ

設備工事について紹介してきました。

設備工事は電気やガス、水など建物に必要なインフラ整備を行う工事のことです。

建物の快適性を向上させたり、災害時に人命を守ったりと重要な役割を持っています。

設備工事業界は需要が高い分野であるにも関わらず、人材不足などの課題にも悩まされています。

設備工事業界への転職を検討している方は、転職に有利な資格取得にもチャレンジしてみてください。

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