土木施工管理と建築施工管理の違いを解説!仕事内容や年収など徹底比較

同じ施工管理系の職種として混同されがちな土木施工管理と建築施工管理。

ただ、仕事の内容や年収の違いなどさまざまな違いがあるため、実際に土木施工管理や建築施工管理を目指す場合は、それらの違いをしっかりと把握しておかなくてはいけません。

この記事では、土木施工管理や建築施工管理を目指す上で知っておきたい業務や給与、資格、やりがいなどの違いについて解説していきます。

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土木施工管理と建築施工管理の違い

土木施工管理と建築施工管理の最も大きな違いは、携わる工事の種類です。

土木は建物以外の工事に関わる仕事で、道路や橋などの建設が主な業務になります。

一方建築は、住宅やマンションなどの集合住宅、ビルといった建物の工事に関わる仕事です。

ただ、土木施工管理と建築施工管理には、その他にもさまざまな違いがあります。

主な違いとしてあげられるのが、以下の7点です。

  • 資格区分
  • 平均年収
  • 将来性
  • 就職先
  • 役立つ資格
  • やりがい

それぞれの違いについて詳しく解説していきます。

資格区分の違い

土木施工管理と建築施工管理は資格がなくても働ける職種です。

ただし、どちらにも「土木施工管理技士」と「建築施工管理技士」という国家資格があり、これらを取得することで携われる仕事の内容が変わります。

土木施工管理技士と建築施工管理技士、それぞれの資格の概要について解説していきます。

土木施工管理技士

土木施工管理技士は、道路や橋などを建設する土木工事に関連する資格の一つです。

土木施工管理技士の資格を取得することで、工事のスケジュールや品質、予算や安全管理など、現場の管理業務を行えるようになります。

土木施工管理技士には1級と2級の資格がありますが、違いは以下のとおりです。

業種1級2級
できること監理技術者になれる
上限なしでさまざまな規模の工事に携わることができる
主任技術者になれる
4,000万円未満の規模の工事に携わることができる
受験資格3〜15年の実務経験が必要1〜8年の実務経験が必要
試験の内容土木工学や施工管理法、法規規などについて出題される「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」の3つに分かれており、いずれか1つの1次試験と2次試験を受ける
難易度2022年度の合格率
第一次検定:54.6%
第二次検定:28.7%
2021年度の合格率
第一次検定:73.6%
第二次検定:35.7%

建築施工管理技士

建築施工管理技士は、建築物の施工に関連する資格の一つです。

建築施工管理技士の資格を取得することで、作業の指示出しやスケジュール管理など、建築現場での管理業務を行えるようになります。

建築施工管理技士にも1級と2級という2種類の資格があり、以下のような違いがあります。

業種1級2級
できること監理技術者になれる
上限なしでさまざまな規模の工事に携わることができる
主任技術者になれる
4,000万円未満の規模の工事に携わることができる
受験資格3〜10年の実務経験が必要1〜3年の実務経験が必要
試験の内容建築学や施工管理法、法規などについて出題される「建築」「躯体」「仕上げ」の3つに分かれており、いずれか1つの1次試験と2次試験を受ける
難易度2022年度の合格率
第一次検定:46.8%
第二次検定:45.2%
2022年度の合格率
第一次検定:42.3%
第二次検定:53.1%

仕事内容の違い

土木施工管理技士と建築施工管理技士はどちらも施工管理技士なので、以下の基本的な業務は一緒です。

  • 工程管理
  • 品質管理
  • 原価管理
  • 安全管理

ただ、土木は建物の建築以外の工事を担い、建築は建物の建築に関する工事を担うという違いがあるため、どういった工事に携わるかという点が大きく異なります。

土木では、道路を作ったり整えたりする工事や上下水道工事、トンネルやダムの建設などを行います。

その性質上、現場で取り扱うのは、鉄筋やコンクリート、水などがほとんどです。

一方、建築では、住宅やマンションなどの建物の建設に関する工事を行うため、鉄筋やコンクリートはもちろん、鉄筋や木材も取り扱うことになります。

働き方の違い

紹介してきたとおり土木施工管理技士と建築施工管理技士は関わる現場が異なりますが、施工管理という点は一緒であるため、働き方に大きな違いはありません。

どちらもチームで働きますし、チームをまとめて管理するのが施工管理技師に求められる主な役割です。

ただし、就職・転職する会社によって働き方に違いが生じることはあります。

休日の少ない会社や夜勤の多い会社など労働環境がお世辞にも良いとは言えない会社もあるので、会社選びは慎重に進めるべきだと言えるでしょう。

平均年収の違い

就職・転職する上で気になる平均年収についてですが、土木施工管理技士の平均年収は470万円ほどで、建築施工管理技士の平均年収は460万円ほどとなっています。

実際の年収は何級の資格を取得しているかや所属する企業によって異なるため一概に言い切ることはできませんが、その差は10万円ほどと、そこまで差があるわけではありません。

また、どちらもスキルや実績を積み重ねていくことで稼げるタイプの職種であり、年収条件が揃えば1,000万円を達成することも可能です。

将来性の違い

土木施工管理技士と建築施工管理技士は活躍する現場こそ異なりますが、その将来性に大きな違いはありません。

どちらも以下のような理由で非常に将来性の高い仕事だと言えます。

  • 就職先の違い建築業界の高齢化が進んでいる
  • 土木や建築への需要がなくなることはない
  • 今後は老朽化した設備や建物の補修に対する需要が高まる

どちらも需要の高い仕事でありながら人手不足が深刻な状態となっているため、就職・転職した場合に活躍できる可能性がありますし、安定して収入を得られる可能性も高いと言えるでしょう。

就職先の違い

土木施工管理技士と建築施工管理技士の主な就職先としては、以下のような企業があげられます。

建築施工管理技士にも1級と2級という2種類の資格があり、以下のような違いがあります。

業種1級
土木施工管理技士・ゼネコン
・建設コンサルタント会社
・インフラ系の会社
・公務員
建築施工管理技士・ゼネコン
・建築会社
・工務店
・建築設計事務所
・ハウスメーカー
・リフォーム会社

就職先の候補はどちらも充実していますが、ハウスメーカーからリフォーム会社まで就職先の候補になりうるという性質上、建築施工管理技士の方がより選択肢が充実していると言えます。

役立つ資格の違い

土木施工管理技士は土木の現場を、建築施工管理技士は建築の現場を担う職種ですが、それぞれの現場によって役に立つ資格も異なってきます。

それぞれの職種で役に立つ主な資格と、それらの資格の概要は以下のとおりです。

土木施工管理技士
測量士土地や建物の位置情報や大きさを測る専門家
土木や建築の現場では測量士が測量したデータを元にして作図され、作業が進められる
コンクリート診断士既存のコンクリートの状態をチェックして劣化の度合いを見極め、維持管理の提案を行う
RCCM橋や道路などの土木工事に関わる専門技術者
建設コンサルタント業務における照査技術者や管理技術者となり、工事が適正に行われるかを監視する
建築施工管理技士
建築士建築物の設計や工事管理をおこなうための資格
建物の構造を知り尽くした設計のプロ
建築設備士建物に欠かせない空調や電気、給排水などの各種設備の設計や工事に関してアドバイスできる資格
建築CAD検定作図を行うなど、CADの操作スキルを証明するための資格

やりがいの違い

土木施工管理技士と建築施工管理技士はどちらもやりがいの感じられる仕事ではありますが、どういった部分にやりがいを感じられるのかという点が異なります。

土木施工管理技士が関わる工事は道路や橋などインフラ整備に関するものがほとんどです。

インフラ整備に関する工事は、工事の規模はもちろん予算の規模も大きいので、大きな現場に関われるという点にやりがいを感じる人は多いです。

また、社会生活の基盤となるインフラの建設や整備を担っているという社会貢献度の高さに関する部分も、土木施工管理技士ならではのやりがいと言えるでしょう。

一方、建築施工管理技士が関わる工事は、戸建てや集合住宅といった建物の建設工事です。

建物の建設の場合、建設した住宅やビルが建物として残るので、その建物を見るたびに「自分たちが作ったんだ」とやりがいを感じることができます。

また、戸建ての建設に関しては、施主から感謝されたり直接お礼を言われたりすることも多いので、そこにやりがいを感じる人もいます。

土木と建築の施工管理についてよくある質問

土木と建築の施工管理についてよくある質問

ここからは、土木と建築の施工管理に関するよくある疑問や質問をQ&Aの形式で紹介していきます。

休みや月収など雇用条件が良いのはどっち?

雇用条件は企業によって異なるため、土木施工管理技士と建築施工管理技士のどちらが優れていると一概に言い切ることはできません。

平均年収も10万円ほどしか変わらないため、より良い雇用条件で働きたいと考えるのであれば、会社選びを重要視して慎重に行うべきだと言えるでしょう。

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施工管理の仕事でつらいことは?

施工管理の仕事のつらい部分としては、以下の9点があげられます。

  • 時期によっては労働時間が長くなることがある
  • 年間の休日が少ない
  • 体力が求められる
  • 職人とのやりとりや人間関係
  • 転勤や出張が多い
  • 在宅で勤務することができない
  • 雑用を任されることも多い
  • 仕事の内容に給料が見合っていない
  • 学ばなくてはいけないことが多い

実際に施工管理として働く場合はこれらの点に注意する必要がありますが、どういった仕事に対しても当てはまるようなものもありますし、就職・転職する会社を慎重に選ぶことによって避けられるものもあります。

土木と建築はどっちが稼げますか?

どちらも稼げる可能性があります。

稼げるかどうかは所属する企業によって異なるため、土木と建築のどちらが稼げるかを意識するよりも、会社の規模や請け負う工事の規模、売上高や平均年収などを確認しながらより稼げそうな企業への就職・転職を目指すようにしましょう。

まとめ

土木施工管理技士と建築施工管理技士は活躍の場が異なります。

土木施工管理技士は道路や橋の建設など建築以外の現場で、建築施工管理技士は住宅やビルなどを建設する建築の現場で活躍する職種です。

ただ、活躍の場にこそ違いがありますが、どちらも高年収の見込める職種ですし、非常にやりがいの感じられる職種です。

また、将来性が高く、安定した収入の見込める職種でもあります。

どういった仕事に携わりたいかを意識しつつ、どちらの施工管理技士として活躍していきたいかイメージしながら選ぶようにしましょう。

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