「建設コンサルタントって未経験でも転職できる？」
「ググると「ブラック」って出てくるけど、ホワイト企業の特徴や見分け方ってある？」
「今の勤務先は仕事がわりと大変･･･。ホワイトな建設コンサルタントに転職する方法を知りたい！」
このような疑問お悩みにお応えします。
建設コンサルタントへの就職や転職を考えるも「ブラック企業に当たってしまったらどうしよう･･･」と一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、建設コンサルタントのホワイト企業の特徴や転職するコツについて解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、ホワイト企業への転職成功にお役立てください。
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目次
建設コンサルタントとは
建設コンサルタントとは、インフラ設備に関する計画や設計・調査などのアドバイスやプロデュースを行い、発注者に対する専門的なサポートを行う企業のことです。
とくに高度な知識や技術を要するまたは経験の浅い工事を担う場合、社内の対応だけでは難しく建設コンサルタントに依頼をしてアドバイスのもと進めていきます。
高度な知識と経験を有するプロ集団として、建設業界では必要不可欠な存在です。
「高度な技術が必要なら資格もなく、未経験から目指すのは無理？」
このように思われた方もいるかと思いますが、結論からいうと「大丈夫」です。
もちろん必要な資格を所有していると就職・転職に有利ですが、絶対ではありません。
また実務経験を満たしていないと受検できない資格も多いので、まずは入社してから経験を積み資格取得を目指してみても良いでしょう。
建設コンサルタントについて、詳しくは以下の記事で解説しています。あわせてお読みください。
建設コンサルタントが比較的ホワイトといわれる5つの理由
建設コンサルタントは、実は比較的ホワイトな職種だといわれています。
なぜホワイトといえるのか、理由は以下です。
- 転職に有利な経歴になる
- 建設における上流工程に携われる
- 施工管理よりも残業時間が短い傾向にある
- 会社によっては週休2日・働き方改革が進んでいる
- 国を支えるインフラ工事などが多くやりがいがある
これらの理由について、詳しくみていきましょう。
転職に有利な経歴になる
建設コンサルタントとして実務年数が長いと、経験者とみなされ転職が有利になります。
ほかにも以下の資格があると、ホワイト企業への転職がしやすいです。
- 土木施工管理技士
- 測量士
- 技術士
- RCCM
これらの資格があると、建設コンサルタントだけではなく施工管理や土木職公務員など建設業界全体への転職もしやすくなります。
また資格と経験が豊富であれば、たとえ50代であっても転職がしやすいといった点もホワイトといわれる理由のひとつです。
年齢よりも経験が必要になってくるため、建設コンサルタントは非常に需要が高い仕事といえるのです。
建設における上流工程に携われる
建設コンサルタントは設計や事前調査など上流工程での依頼が多く、発注者と一からプロジェクトを立ち上げられるためやりがいを感じられるでしょう。
しかし工事が始まったあとの施工管理部分で携わることもあるので、どの工程においても建設コンサルタントは活躍の場があります。
工事が完成したときの嬉しさを、初期の段階から感じられる職種のひとつといえます。
施工管理よりも残業時間が短い傾向にある
建設コンサルタントは施工管理に比べると、残業時間が少ない企業が多いこともホワイトな理由のひとつです。
仕事が早く終わるので、その分資格勉強の時間や休日は家族サービスなどの時間に充てることができます。
また国交省が提唱している働き方改革の推進によって2024年4月以降は残業時間の上限が規制され、よりワークライフバランスが取りやすくなると考えられるでしょう。
会社によっては週休2日・働き方改革が進んでいる
建設コンサルタントは、建設業界内でも完全週休2日制を導入している企業が多いです。
なぜなら国や市町村といった完全週休2日制を設けた行政機関と仕事をすることが多く、建設コンサルタントもあわせて休日となるパターンが多いからです。
また2024年4月以降は国交省が提唱している働き方改革の推進によって、完全週休2日制の企業が増えてくると考えられています。
このように休みを取りやすい環境が整備されてきている点が、建設コンサルタントがホワイトといわれる理由のひとつです。
国を支えるインフラ工事などが多くやりがいがある
高度な知識と技術を要する建設コンサルタントは、専門性の高い仕事や大規模工事に携われるため、やりがいを大きく感じられます。
とくに災害の多い日本では、建設コンサルタントの技術はおおいに発揮されます。
なぜなら自然災害は原因の究明が難しく、建設コンサルタントのサポートなくしては解決が困難だからです。
また二次災害の防止にもつながるため、現場作業員や広くは周辺住民の命や財産を守る重要な仕事であるといえるでしょう。
ホワイトな建設コンサルタント企業の特徴
「建設コンサルタントがホワイトなことは分かったけど、実際に働くなら少しでも条件が良い企業に就職したい。」
このようなお考えの方のために、ホワイト企業の特徴を以下に挙げてみました。
- 残業が少ない傾向にある
- 未経験採用に積極的である
- 平均勤続年数が長く離職率が低い
- 働き方改革や建築DXを推進している
詳しく解説します。
残業が少ない傾向にある
残業が少ない企業は、やはりホワイト企業が多いといえるでしょう。
しかし建設コンサルタントは工期の関係上3月に仕事が集中してしまうため、どうしても残業が多くなってしまいます。
「では建設コンサルタントにおいて、残業が多い会社は避けて通れないのか？」
結論からいうと、残業が多い会社を避けることはできます。
解決策としては「地方のコンサルタント会社」への就職を検討することです。
地方コンサルタントは都道府県内やブロック（国交省地方整備局）内での営業活動が中心のため、残業時間が大手や都市部に比べて少ないためです。
つまり地域密着型なので、限られた範囲内で仕事を請け負っているわけですね。
ホワイト企業を探すなら、ぜひ都市部から離れた建設コンサルタント会社に狙いを定めてみてください。
なお建設業関係専門の転職サイト「トントン」では、大手以外にも多数のコンサルタント会社の求人を取り扱っています。
転職はまだ考えていないという方も、まずは相談だけでも大丈夫です。
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未経験採用に積極的である
技術者集団のプロでもある建設コンサルタントですが、未経験者の採用が積極的な企業が多いです。
専門分野は、社内教育や研修でスキルアップしていけば問題ないからです。
中途採用の場合は、マネジメントやコミュニケーションスキルの方がより重視されます。
また未経験から就職を目指す場合は、人材教育が整っている企業を検討しましょう。
具体的には、以下の特徴があります。
- 社員の仕事ぶりに余裕がある
- いきなり責任の重い仕事を任されない
- キャリアアップ研修といった制度がある
このような会社は未経験であっても積極的に採用してくれるうえに、OJT（職場内教育）やOFF-JT（職場外研修）が豊富です。
上記の点を注意して、ぜひ未経験からホワイト企業への就職を成功させましょう。
平均勤続年数が長く離職率が低い
従業員の定着率が高く離職率が少ない場合、ホワイト企業の特徴として挙げられるでしょう。
なぜならシンプルに働きがいのある職場だということが、数字からうかがえるからです。
具体的に職場環境が整っている会社には、以下の特徴があります。
- 給料が高い
- 職場内の風通しがいい
- 公正な評価や昇進制度が整っている
- 福利厚生が充実している
- 人材教育制度がしっかりしている
これらの特徴がみられると、離職率が低い企業といえます。
「具体的に、勤続年数の長い企業ってどこなのか教えてほしい。」
実際に勤続年数の長い建設コンサルタント会社を、順位形式でまとめました。
■勤続年数のランキング
| 順位 | 企業名 | 勤続年数（年） |
| 1 | FCホールディングス | 26.8 |
| 2 | いであ | 15.5 |
| 3 | NJS | 15.1 |
| 4 | 構造計画研究所 | 15.0 |
| 5 | オオバ | 14.9 |
| 6 | 応用地質 | 14.6 |
| 6 | 環境管理センター | 14.6 |
| 8 | 川崎地質 | 14.3 |
| 9 | 日本工営 | 14.2 |
| 10 | オリエンタルコンサルタンツHD | 13.6 |
このように勤続年数の長い企業は、ホワイト企業であるといったひとつの目安となります。
ぜひ参考にしてみてください。
働き方改革や建築DXを推進している
先にも述べたように、建設業界では国が提唱する働き方改革や建築DXを推進しています。
このような取り組みは作業の効率化やワークライフバランスが確保されるため、従業員に対するメリットが大きいです。
そのため、企業全体が積極的に取り組んでいる会社はホワイト企業の特徴といっても良いでしょう。
取り組み状況に関しては、会社の公式ホームページや転職サイトの情報に掲載されているのでぜひ確認してみてください。
ホワイトな建設コンサルタント企業へ転職するには？
ホワイト企業へ実際に転職する場合は、以下の方法が有効です。
- 口コミや実際に働いている人の声を聞く
- 転職サイトやエージェントで情報を集める
- 四季報を活用して残業時間の実態についてリサーチする
これらを活用して、ホワイト企業への転職を成功させてくださいね。
口コミや実際に働いている人の声を聞く
口コミサイトを利用すると現役社員や退職者のリアルな声がわかり、ホワイト企業なのかの判断がしやすくなります。
ただ注意点としては、書いてある口コミを全て鵜呑みにしないことです。
なぜなら会社の悪口を書きたいだけだったりサクラ（仕込みのユーザー）が書き込んでいたりする場合があるからです。
「じゃあ、口コミサイトはあまりあてにしない方がいいってこと？」
いえ、大事なのは見極めです。
良い口コミの見極め方法については、以下を参考にしてください。
- 別のユーザーでも似たような内容の口コミが見受けられる
- 悪いところばかりではなく良いところもしっかり書いてある
たくさんのユーザーが同じような内容を書き込んでいるのであれば、そういった職場風土であると捉えて大丈夫でしょう。
また実際に働いている人とつながりがあるなら、直接聞いてみることもひとつです。
リアルな声は転職するうえで重要なポイントなので、ぜひ活用してみてください。
転職サイトやエージェントで情報を集める
ホワイト企業へ転職するなら、転職サイトや転職エージェントを活用してみましょう。
とくに転職エージェントは、キャリアコンサルタントが常駐しているので転職のアドバイスやサポートが受けられます。
また、求人に掲載されない「非公開求人」を保有していますので優良企業への就職・転職率が上がります。
転職エージェントの利用は無料ですので、ぜひ活用してみましょう。
四季報を活用して残業時間の実態についてリサーチする
企業の詳しい情報を調べる場合は、四季報を活用してみましょう。
四季報には、以下の2種類があります。
- 会社四季報：上場企業の情報や株価・業績などが詳しく掲載
- 就職四季報：採用や働き方などが詳しく掲載
これらを使って、気になる企業の情報を調べてみましょう。
また就職四季報のなかでも以下の3種類があると、より詳細な情報が得られます。
■就職四季報の種類
| 種類 | 特徴 |
| 総合版 | 大手や代表的な企業が中心 |
| 優良・中堅企業版 | 総合版にない企業の情報が中心 |
| 働きやすさ・女性活躍版 | 産休・育休など女性向けの情報 |
結論、大手と中小企業の情報が載っている「総合版」と「優良・中堅企業」があれば十分かと思います。
また女性の場合は「働きやすさ・女性活躍版」を購入してみても良いかもしれません。
「さすがに全部買うのは、出費がかさむ･･･。」
このような方は、就職四季報（総合版）と就職四季報（優良・中堅企業版）を優先的に購入しましょう。
なぜなら就職・転職に必要な情報がとくに得られるからです。
まとめると、以下の四季報がおすすめです。
ぜひ購入してみてください。
また本格的に転職を考えている方は、あわせて関連記事もお読みください。
まとめ
本記事では、以下を解説しました。
- 建設コンサルタントがホワイトといわれる理由
- ホワイト企業の特徴
- ホワイト企業への転職方法
正しい知識と情報が得られれば、ホワイト企業への転職も夢ではありません。
成功できれば、今よりも時間が取れたり家族サービスができたり身体への負担も少なくなるでしょう。
就職や転職は人生の一大イベントですが、乗り切った先には豊かな生活が待っています。
ぜひ今のうちにチャレンジしてみましょう。
なお建築関係専門の求人サイト「トントン」では、建設コンサルタントの求人を多数取り扱っています。
「建設コンサルタントについてもっと情報が知りたい」という方は、非公開求人も取り扱っていますので、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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