設計事務所に転職する際の3つのポイント!好条件で就職する秘訣【資格は必要?】

設計事務所の仕事を探している方の中には、さまざまな疑問を持つ方も多いでしょう。

「設計事務所の仕事内容や収入について知りたい」
「設計事務所の求人を探すときのポイントは?」
「設計事務所への転職を成功させるには?」

この記事を最後まで読んでいただくことで、このような疑問をすべて解決できます。

また、設計事務所へ転職する際によくある質問についても回答していますので、ぜひ参考にしてください。

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設計事務所の種類は?業種と仕事内容

設計事務所の仕事は、以下のように定義することができます。

「設計事務所は、建築主の要望をベースに建築物とそれに伴う設備などの設計図を作成し、着工後は設計図通りに工事が進捗しているかを監理する仕事」

設計事務所の仕事を大きく分けると、設計図作成と工事監理の2つあるということになります。

設計図面作成
設計図作成にあたって、建築主にヒアリングを行い、予算や構造、全体的なデザインをまとめます。この素案を基に図面を作成し、作成した図面から工事予算を見積もり、金額の折り合いがつけば工事施工の手配を開始します。

工事監理
請負業者が決まり工事がスタートしたら、各工事を担当する責任者や職長と協議しながら工事を進めていきます。設計図と予定した工程通りに工事が進捗しているか、現場立会やミーティングでチェックするのが仕事です。

以上が一般的な設計事務所の仕事の概要になります。

ただ設計事務所には、アトリエ系、組織系、コンサル系の3種類あり、種類によって仕事内容に違いや特徴があります。それぞれについて説明しましょう。

アトリエ系設計事務所

アトリエ系設計事務所では、主宰する建築家の個性を反映した設計が中心になります。百人単位のスタッフを抱える規模の事務所は少なく、1〜20人程度の比較的小規模な事務所が多いです。

アトリエ系設計事務所についてまとめました。

  • 建築家のスキルや事務所運営を学ぶことができる
  • 少数精鋭が求められるため幅広い経験ができる
  • 自分の実力を試し評価してもらえるチャンスが多い
  • 任される責任が大きく長時間労働になることがある
  • ある分野に特化した設計のみを行う事務所もある

自分の目指す設計を極めたい方、将来は独立を目指している方などにとっては、建築家のもとでスキルアップや事務所運営のノウハウを学ぶことができるというメリットがあります。

ただ即戦力としての力量を求められることが多く、新卒の方や他の業種からの転職では相応の努力と学ぶ姿勢が必要になるでしょう。

組織系設計事務所 

組織系設計事務所とは、自社内に意匠・構造・設備などの設計部門を抱える大規模な建築系設計事務所のことです。

全国各地に拠点を置き、高度な設計やデザイン力だけでなく、高い交渉力やプレゼン能力を駆使して市場の物件・案件にアプローチしていくという特徴があります。

大きなプロジェクトが多いため、建築主との交渉、設計図作成、施工監理など分野ごとに担当者を配置して仕事を進めていきます。

以下に組織系設計事務所についてまとめました。

  • 所属する分野のみの仕事をすることが多い
  • 高いスキルを求められる分年収は高い
  • 最近では「働きやすさ」を重視していることが多い
  • 実験的な計画や設計に対して慎重である
  • 自分の個性や主張の実現に時間がかかる

組織系設計事務所は、所属する分野でコツコツと実績を積み上げたいという方に向いているでしょう。

コンサル系設計事務所 

組織系設計事務所の中には、建設コンサルタント、都市計画コンサルタントとしての機能を有しているところも多いです。ここではこれらをコンサル系設計事務所として紹介します。

コンサル系設計事務所では、建築に関わる事業の企画・調査・設計から、施工、修繕・建替までを1つのプロジェクトとして捉えるという特徴があります。

建物を環境や風景の一部として位置付け、意匠・構造・設備を設計し、街の活性化やコスト削減、収益向上にまで関わるのです。

コンサル系設計事務所の仕事の特徴をまとめました。

  • 設計は大きなプロジェクトを構成する一つの部門という扱い
  • 高いコミュニケーション能力やプレゼンスキルが求められる
  • 大手ほど拘束時間は長く出張も多いが年収は高め安定

体力やバイタリティーに自信があり、企画力や課題解決力のある人に向いている仕事であると言えるでしょう。

設計事務所の求人を探す際のチェックポイント

設計事務所の求人を探す際には、他の業種と同様、年収や休日、残業や休日出勤の有無などが重要なポイントになります。

また志望する設計事務所は、あなたの性格や設計スキルを活かすことができるか検討することも必須です。

そうしないと、自分は一つの案件にじっくり取り組みたいタイプだが事務所は量産優先だった、大規模案件で自分のスキルアップを目指したかったが小規模な仕事しかできなかったなどのミスマッチが生まれてしまうからです。

設計事務所の求人を探す際のチェックポイントとして、勤務の傾向に適合できるか、年収などの条件面、休日・働き方の3つについて解説します。

勤務の傾向に適合できるか

設計スキルを活かすことができるのは、設計事務所に限られたものではありません。

大手のゼネコンやハウスメーカーでは自社に設計部門をもつところも多く、広告やWebサイトのデザインを手がけるデザイン事務所でも設計スキルを活かすことはできます。

それでは、どのような方が設計事務所での勤務に向いているのでしょうか。設計事務所勤務に向いている方についてまとめました。

  • 自分でつくり上げていく過程を楽しめる
  • 人とコミュニケーションをとるのが好き
  • 工事監理では計画性をもつことも重要
  • 好奇心をもって新しいことを吸収する意欲
  • 最後までやり遂げる意志と責任感がある

設計は、ものづくりの一部であり、建築物の完成という目標を共有する多くの人との協同作業でもあります。

施主と現場責任者との間で橋渡しをする立場になったり、職人と直接コミュニケーションをとったりすることがよくあります。また確認申請などで役所の担当者と接することも多いです。

設計スキルはもとより、コミュニケーション能力や責任感が重要であることを覚えておいてほしいです。

年収などの条件面に不足はないか 

設計事務所への勤務、転職を目指す方がライフプランを考えるとき、独立開業した一級建築士や、設計事務所に勤務する二級建築士の年収・給与を知っておくことは重要でしょう。

独立開業した一級建築士の年収は1,000万円以上も可能で、1,500万以上稼ぐケースもあります。設計事務所勤務の一級建築士の年収は約400〜700万円です。

設計事務所に勤務する二級建築士の年収は、約350〜480万円です。建設業の平均年収が約470万円ですから、ほぼ同レベルであると言えます。

休日・働き方に無理はないか 

設計事務所で仕事をする上で、残業や休日出勤の有無など、働く時間や拘束時間についてチェックしておくことも重要です。

通常、設計事務所は、9:00〜18:00の勤務が多いです。しかし顧客の都合で打合せが勤務時間外ということはよくありますし、繁忙期(9月末、12月〜3月)には残業も多くなるでしょう。

ですから、残業や休日出勤の手当てについてしっかり規定してあるかチェックが必要です。

一般論ですが、顧客が官庁など公共機関であると比較的業務時間内での打ち合わせが多いのですが、民間や特に個人が顧客に多いと時間は不規則になることが多くなります。

役所や民間の確認検査機関が稼働している平日に定休日が設けられていることも多く、休日出勤するケースもあります。

拘束時間について検討するときは、志望する設計事務所の主な業務内容や顧客層も考慮すべきでしょう。

設計事務所への転職が成功する求人の探し方 

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設計事務所への転職する際のよくある質問 

設計事務所へ転職する際に基本的な疑問を解決しておかないと、間違った方向で転職活動してしまい、貴重な時間を無駄にしてしまうことがあります。

設計事務所への転職活動中の方がよくされる質問を3つ厳選して回答しますのでぜひ参考にしてください。

設計事務所とデザイン事務所の違いは? 

設計事務所とデザイン事務所に明確な線引きはありませんが、主要な業務には違いがあります。

デザイン事務所では、視覚的なものが重要視されます。たとえば店舗設計で、建築主の要望に沿って店舗の内外装をパース図などで可視化するのが、デザイン事務所の主要な業務になります。

このパース図を基に、実際に建築物を建てるのに必要な実施設計図や施工図を作成するのが設計事務所です。

ただデザイン事務所であっても、設計スキルのあるスタッフがいれば実施設計図や施工図を作成することはありますし、設計事務所でも店舗のレイアウトやデザインから請け負うところもあります。

建築士の資格は必要? 

設計事務所で働く人すべてが建築士の資格を有している必要はありません。

設計事務所が行う業務に、建築主に代わって「建築確認申請」を行うということがあります。

「建築確認申請」して、自治体から建築確認済証の交付を受けないと工事に着工できないという建築にとって最も重要な申請業務です。

「建築確認申請」する設計事務所には、管理建築士を1名置くことが義務づけられています。この管理建築士になるには、一級か二級の建築士の資格と所定の講習の受講が必要です。

つまり設計事務所に建築士が一人いれば、管理建築士を置くことができるということです。

スタッフとして、設計図面を作成したり建築主と打合せしたりするのに、建築士の資格は求められていません。

ただ設計事務所が働くスタッフに、何らかの資格を求めることは違法ではないので、どんな資格が求められているのか確認し対応することは必要でしょう。

設計事務所の勤務、どのような役職があるか知りたい

設計事務所の職種は、大きく企画営業職、専門職、事務管理職の3つに分けることができます。それぞれの職種には、人員配置やスケジュール管理をする役職が存在します。

企画営業職
設計図作成や工事監理を受注するための営業やリサーチを行い、建築主に対して企画書のプレゼンを行うこともあります。公共工事では入札金額の積算を担当します。

専門職
意匠・構造・設備の各設計部門に分かれて実務を担当します。各部門には、CADオペレーターやアシスタントがいて、補佐的業務に就いていることが多いです。

事務管理職
一般の会社同様、財務・経理、人事、総務などの部署もあります。小規模な設計事務所では、各業務の兼務や外注も少なくありません。

まとめ

ここまで、設計事務所での仕事内容や転職するときの注意点について以下のことを解説しました。

  • 設計事務所の種類である、アトリエ系、組織系、コンサル系の特徴
  • 求人を探す際のポイントは、自分と勤務傾向との相性、年収などの条件面
  • 転職する際によくある質問と回答

そして、必要項目を入力するだけで、希望の職種や条件に合った求人をみつけられる当サイト「トントン」についても触れました。

どんな設計事務所のどの職種を目指すか、自分だけでは迷うことも多いはずです。そういうときは「トントン」のキャリアアドバイザーに相談してみてください。

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