建材屋とはどんな仕事をする人?仕事内容・特徴を解説

「建材屋は建材メーカーのこと?」

「建材屋の営業はきびしい?」

「建材って何?」

今回の記事では建材屋の役割と具体的な仕事内容を詳しく解説します。取引先との関係構築や平均年収についても説明するので、興味のある人はぜひ参考にしてください。

・公開 / 非公開求人多数掲載!
・転職後に収入380%の実績アリ!
・アドバイザーによるサポートも充実!

トントンでは様々な方に向けた求人を多数掲載!
初めての就職やキャリアアップのために適した企業に、
全て無料で応募可能です!

お名前

電話番号

メールアドレス

建材屋とは

建材屋とは、工務店や建設会社から資材・部材・設備などの注文を受け、各メーカーから調達して小売りする卸の商社です。

工務店や建設会社は、建材屋を利用することで各メーカーへの発注業務を一度で済ませられる上、希望の日時に指定場所へ商品を届けてもらえます。

昔は材木店をルーツとする建材屋と金物店をルーツとする菅材屋に分かれていましたが、現在はホームセンターのように線引きが曖昧になりました。

なお、言葉が似ていますが建材屋と建材メーカーは別の業種なので注意してください。建材屋が扱うメーカーはひとつではありません。

建材について

建材とは、建築物に使われるすべての材料のことです。主な建材は以下の通り。

基礎工事床材屋根材壁材
セメント・砂や砂利・ワイヤーメッシュ・コンクリートブロック木材・コルク・タイル・畳・大理石・クッションフロア・カーペットスレート系・金属系・粘土系・仕上げ塗料木材・断熱/遮熱材・モルタル・タイル・レンガ・漆喰・化粧板

建材屋では上記の建材だけでなく、ユニットバスや水栓金具といった設備・内装に関わる商品も取り扱っています。

設備:照明・ユニットバス・温水トイレ・ボイラー・コンロ照明器具

内装:床や天井の仕上げ材・クロス・ロートアイアン・建具一式・障子・畳・窓

ホームセンターとの違い

建材屋とホームセンターの大きな違いは客層・品揃え・配送サービスです。建材屋は大きな鉄骨から小さな部品まで建築に必要なものを揃えていますが、ホームセンターは一般家庭向けの日用雑貨も扱っています。

また、建材屋の客層がほぼプロの職人なのに対し、ホームセンターの利用客は日曜大工が好きな一般客も利用します。配送については、建材屋は受注したものを配送するのが基本で、ホームセンターは利用客が持ち帰るのが基本です。

建材屋の仕事内容

建材屋の仕事は注文されるのを待つだけではありません。ここからは、一般的な社員の業務内容と仕事の流れを詳しく見ていきましょう。建材屋の仕事は次の5つに分類できます。

  • 資材の運搬
  • 商品提案(営業)
  • 商品以外の情報提供
  • 仕入れ
  • 倉庫管理

資材の運搬

建材屋は、指定された場所へ材料を運搬するのも仕事です。材料が多いときは運搬のために人員を増やします。大きな資材を高所に運ぶ際はクレーンを使用するのでオペレーションの技術が必要となります。

商品は注文した工場や敷地内、あるいは建設現場に直接届けます。前日の夕方や朝8時前までに届けないと工程が間に合わない現場もあるため、時間厳守は絶対条件です。

ただ、定期的な在庫の補充で日程に余裕があったり、小さな製品だけの場合は普通の郵送で届けますし、地元の工務店などは直接トラックで買付けに訪れ、自ら積み込みをして現場へ運ぶことが珍しくありません。

商品提案(営業)

建設現場の職人は技術面ではプロフェッショナルですが、建材のメーカーや特徴について詳しいわけではありません。建材屋の強みは、規模や使用状況に応じて最適なメーカーを提案できる商品知識です。

また、廃番の製品や部品の代替品を速やかに提案できることも重要視されます。

次の現場の予定を聞いたら、近日中に最適な製品の仕様書をプレゼンする営業力も必要となるでしょう。

商品以外の情報提供

商品以外の情報提供も喜ばれます。建材メーカーは法改正や補助金制度などを徹底的にリサーチしたうえで商品開発と製造・販売を行います。そうした貴重な最新情報を工務店や建設会社へ提供することも建材屋の仕事です。

例えば2022年はフルハーネス着用の義務化によって、多くの会社が旧規格のフルハーネスを一斉に買い替えました。発注されたのは補助金や特別教育の情報を、早いタイミングで現場へ提供した建材屋だったでしょう。

仕入れ

資材・部材・設備の仕入れは急な発注にも対応できることが大切です。先のウッドショックのように、いつ何の値段が高騰するか分りません。建材屋の仕入れは業界動向の先読みが必要とされます。

記憶に新しい半導体不足では、全国的に住宅設備が手に入らなくなり、新築物件の建築がマヒしました。給湯器や温水便座の在庫を確保していた建材屋は事無きを得ましたが、在庫が切れた建材屋はオークションサイトを利用してまで調達したといいます。

倉庫整理

倉庫整理は数量と品番の記録、商品状態の確認作業を定期的に行います。会社によって、営業社員が倉庫整理も担当する場合と、配送専門のドライバーや倉庫のスタッフが担当する場合があります。

砂利やコンクリートブロックなど大きな資材は屋外に保管するため、会社の建物は小さくても、敷地はかなり広いことが多いです。

建材屋の年収

建材屋の正社員の年収は450〜500万円ほどが相場となっています。

別途インセンティブや資格手当がつく会社もあります。

国税庁が発表した令和3年民間給与実態統計調査によれば、日本人の平均年収は443万円で、卸売業・小売業の平均年収は377万円です。建材屋はどちらも上回っています。

しかし、正社員の平均年収は508万円で建設業の平均年収が511万円ですから、建材屋が年収が高いとは言い切れません。商品知識を深めて現場の信頼を得ることで、積極的に昇給を目指す姿勢が必要とされるでしょう。

なお、営業はせずに資材の積み下ろしや運搬のみを担当する配送ドライバーの年収は350万前後が相場となります。

建材屋の仕事の特徴

建設会社ともメーカーとも違う建材屋のイメージはできてきたでしょうか?ここからは建材屋ならではの仕事の特徴を4つのポイントに分けて説明します。

  • 未経験でも転職できる
  • 【営業職】ルート営業が多い
  • 【営業職】直行直帰できる
  • 【事務職】専門的な知識が必要

未経験でも転職できる

建材屋の求人には「未経験者歓迎」「学歴・資格不問」という文言が目立ちます。まったくの異業種からでも転職しやすい業界といえるでしょう。ただし、完全内勤の事務職採用や倉庫スタッフでない限り、普通自動車免許必須の場合が多いです。

商品知識に関しては社内共有のデータソフトや各メーカーのカタログなどで学びます。商品情報は頻繁に更新されますから、常に情報をインプットしなければならない点は経験者と同じ条件です。

【営業職】ルート営業が多い

建材屋の営業は建設関係のルート営業が基本です。

ルート営業とは、すでに取引のある顧客を対象とするもので、いわゆる飛び込み営業をしたり電話でアポ取りをする新規開拓ではありません。

担当の会社が建設する現場に合わせて資材や設備を提案し、竣工までバックアップした実績によって次の受注につながります。

他の業界の営業と比較すると、顧客との関係は対等に近いため、一方的に接待する機会は少ないのも特徴です。

【営業職】直行直帰できる

建材屋の営業の訪問先はお客さんの会社とは限りません。山の中の建設現場へ直接出向くこともあるため、出社せずに直行直帰することが許されていたり、時間的にもフレックス出社OKのケースが多いです。

ノルマに追われることなく、マイペースで顧客との関係を築ける建材屋の営業職は、精神的なストレスが軽い点は大きなメリットといえます。

【事務職】専門的な知識が必要

内勤の事務職は営業職のサポートと、電話やメールによる見積りの受発注業を行います。相手の会社によって書面の仕様が違う上に納期が短いことが多いので、短時間で業務をこなすスキルが必要とされます。

商品知識は自社のデータベースを活用するとともに、取引先の各建材メーカーの研修を受けたり定期的にショールームの見学をしてブラッシュアップします。

建材屋で扱っている商品

建材屋で扱っている主な商品は次の通りです。

各種工具・養生・セメントと骨材・石材・木材・防腐剤・ガラス・塗料・接着剤・シーリング材・建築金物・電設資材・ガスケット・パッキン・壁と床下の調湿材・配管・鉄筋・その他、水栓金具を含む各メーカーのユニットバスやキッチン、トイレの発注も可能

建材屋が取引先との信頼を深める方法

建設業界で働く人たちにとって、建材屋は無くてはならない存在です。顧客である工務店や建設会社の信頼と期待を裏切らないように、特定のメーカーだけを売り込まない、OEM品が出たら積極的に紹介するといったルールを徹底しましょう。

商品を納期に間に合わせることも非常に大切です。納品日と届けられる時間については、間違っても安請け合いはしないでください。商品未着が原因で現場が滞ると自社の責任も問われます。

要望をしっかり聞き取る

工務店や建設会社によって、建材屋に対する要望の伝え方はさまざまです。前任者から営業を引継ぎをする場合は、早めにしっかりした関係性を構築しておきましょう。

会社同士が長年の付き合いなので、アバウトな注文でも通じると思っている発注者もいます。どのような工事でどのような建物を建てるのか、どの工程で使用するのか、情報収集は丹念に行うことが大切です。

困りごとには丁寧なアドバイスをする

ベテランの職人はさまざまな現場を経験しているため、施工の技術的な問題は建材屋が口を出せるレベルではありません。しかし、新しい建材や設備を扱いかねて、困っているシーンを目にすることは多いでしょう。

新しい商品の素材・仕様・メリットについては、各メーカーから得た最新知識を駆使して丁寧なアドバイスをしましょう。

まとめ

工務店や建設会社が行わなければならない複数の発注業務を、代わりに請け負って現場まで届けるのが建材屋の仕事です。信頼される建材屋は継続して次の現場でも利用されます。プレッシャーの少ないルート営業ですから、未経験でも積極的に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

おすすめの記事