
「中堅ゼネコンはやばい・やめとけ」という声を耳にした経験はありませんか?
「中堅ゼネコンがやばいってどういうこと?」と疑問に思っているという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、中堅ゼネコンがやばいと言われる理由や中堅ゼネコンとその他のゼネコンの違い、中堅ゼネコンで働くことのメリットまで詳しく解説。
ゼネコンへの就職や転職を希望しているという方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
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目次
中堅ゼネコンがやばいと言われる理由
なぜ、中堅ゼネコンはやばいと言われるのでしょうか。
その理由は以下のようにさまざまです。
- 勤務時間が長い
- ワークライフバランスが取れない
- 人間関係がストレス
- 転勤や出張が多い
- 地方への引越しが必要な場合がある
- 仕事の規模が大きくプレッシャーを感じる
- 高いレベルの仕事を要求される
- 大手ゼネコンに比べて知名度が低い
- JVでの立ち位置に悩むことも
ひとつずつ詳しく解説していきます。
勤務時間が長い
中堅ゼネコンがやばいと言われる理由のひとつ目は、勤務時間が長くなる傾向にあるという点です。
建設プロジェクトの進行状況に応じて、現場での長時間労働が求められることが多いため、従業員の日々の労働時間が伸びることも珍しくありません。
特に納期の前やトラブルの発生時には、さらに長時間の勤務が必要となることも。
建設プロジェクトにおいて、納期を守ることは絶対とされているため、現場で働く従業員は、夜遅くまで働かなければならないことも少なくありません。
長時間労働は、身体的な疲労だけでなく、精神的な疲労の原因にもなります。休息が十分に取れない状況が続くと、仕事のパフォーマンスが低下し、ミスや事故のリスクが高くなります。
このような長時間労働が常態化している状況が、中堅ゼネコンが「やばい」と言われる一因です。
ワークライフバランスが取れない
長時間労働が常態化している中堅ゼネコンでは、ワークライフバランスが取りにくいという声も多く聞かれます。
家族や友人と過ごす時間や、趣味に費やす時間が削られ、精神的にも肉体的にも疲弊してしまう人も多いのが現状です。
ワークライフバランスが取れていないと、生活の質が低下してしまいます。過労によって病気になってしまったり、退職をしてしまったりといったことは、企業にとっても大きな損失です。
優秀な人材を長く確保するためには、企業側も労働環境の改善に努める必要があります。しかし、中堅ゼネコンでは、リソースや資金力の不足から、十分な改善が難しい場合も多いのです。

人間関係がストレス
建設工事現場では、多くの人と協力しながら仕事を進める必要があります。
そのため、コミュニケーションや人間関係に悩むことも少なくありません。特に上司や同僚との関係がうまくいかない場合、日々の業務が大きなストレスになることがあります。
建設業界は、複数の専門職が協力してひとつのプロジェクトを完成させるため、チームワークがとても大切。しかし、異なる専門性や立場の違いから、意見の衝突が起こりやすく、それがストレスの原因となることがあります。
また、現場監督や職長とのコミュニケーションがうまく行かないと、現場での作業がスムーズに進まなくなることもあります。
このような人間関係の問題が、中堅ゼネコンで働くうえでの大きなストレスになっていることが考えられます。
転勤や出張が多い
中堅ゼネコンの特徴として、転勤や出張が多い点が挙げられます。
中堅ゼネコンとはいえ、全国各地で建設プロジェクトをおこなっている企業も。携わるプロジェクトが地方の場合、長期での出張や転勤が必要なことも少なくありません。
転勤や出張が多いということは、生活の基盤を作ることが難しく、家族の生活にも大きな影響を与えてしまいます。家庭生活に支障をきたすことも少なくありません。
特に小さなお子さんがいる家庭では、転校や引越しが頻繁になると、教育や生活にも影響します。配偶者が仕事をしている場合にも、転勤の度に職を変えなければならないでしょう。
このような要因が大きな負担となり、中堅ゼネコンで働くことのデメリットとされています。
地方への引越しが必要な場合がある
転勤に伴って、地方への引っ越しをしなければならないことも。
慣れない土地での生活にストレスを感じる人も少なくないでしょう。特に家族がいる場合、全員で引っ越すことが難しければ、単身赴任という選択をしなければならないこともあります。
頻繁な引越しによって、荷造りや荷解きを繰り返すことは、想像以上にストレスが貯まるもの。中堅ゼネコンの大きなデメリットと言っていいでしょう。
仕事の規模が大きくプレッシャーを感じる
中堅とはいえ、金額の大きなプロジェクトを手がけることが多いです。仕事の規模が大きいということは、それだけ責任も大きくなります。
プロジェクトの成功を求められるプレッシャーが大きく、精神的な負担が重くのしかかることもあります。
現場監督などの責任者になるとその責任もさらに増大。このようなプレッシャーが、精神的な疲労につながることもあるでしょう。
高いレベルの仕事を要求される
ゼネコンが扱う建設プロジェクトでは、高度な専門知識や技術が要求されます。
人々の生活の基盤となるインフラ整備などを扱う中堅ゼネコンの仕事は、手抜きや欠陥があると人命に関わります。
そのため、自分のスキルを常に向上させ続ける必要があり、勉強やトレーニングを怠ることができません。
自己研鑽が必要な反面、スキルが追いつかないと感じることも少なくなく、そのことがストレスとなる場合があります。
建設業界では、技術の進歩が早く、新しい工法や材料が次々と登場します。そのため、tyねに最新の情報をキャッチし、自分のスキルをアップデートする必要があります。
このように、常に高いレベルでの仕事を要求されるため、プレッシャーが大きく、ストレスの原因になることがあります。
大手ゼネコンに比べて知名度が低い
中堅ゼネコンは、大手ゼネコンと比較して知名度が低いため、業界外からの認知度が低いことがあります。
このため、家族や友人から評価されなかったり、転職時に企業名が伝わりにくかったりすることがあります。
会社のネームバリューを重視する人にとっては、物足りないと感じることもあるでしょう。
大手ゼネコンとやっていることはほぼ同じなのに、自分が働いている会社が世間で評価されていないと感じることは、働きがいや誇りを失うことにもつながります。
JVでの立ち位置に悩むことも
中堅ゼネコンでは、他のゼネコンとJV(ジョイントベンチャー)を組むことがありますが、その際に立ち位置に悩むことがあります。JVとは、ひとつの企業が単独でプロジェクトを受注するのではなく、いくつかの企業が合同でひとつのプロジェクトにあたることです。
JVでは、大手ゼネコンが主導権を握ることが多く、中堅ゼネコンはサポートにまわることが多いため、思うように意見を反映させることが難しい場合があります。
JVを組むプロジェクトでは、各社が持つ技術やリソースを結集してプロジェクトを進めるため、協力体制が必要不可欠です。
規模や資金力の違いから、大手ゼネコンが主導権を握ることが多いため、中堅ゼネコンは下請け的な立場になることも少なくありません。
中堅ゼネコンとその他のゼネコンの違い

ゼネコンは、売上規模によって、以下の3つに分類できます。
- スーパーゼネコン(大手ゼネコン)
- 準大手ゼネコン
- 中堅ゼネコン
3者の売上規模と社員の平均年収の違いを以下の表にまとめました。
スーパーゼネコン | 準大手ゼネコン | 中堅ゼネコン | |
売上規模 | 1兆円以上 | 3,000〜4,000億円 | 1,000億円前後 |
平均年収 | 約1,000万円 | 約880万円 | 約850万円 |
スーパーゼネコンと呼ばれる大手のゼネコンは、年間1兆円以上の売上を上げている企業です。
ついで準大手ゼネコンは、おおむね3,000億円以上の売上を上げています。中堅ゼネコンは1,000億円以上の売上であることが目安です。
準大手や中堅と聞くと、スーパーゼネコンに比べて劣っているという印象を抱きますが、実際は多くの実績を誇っている企業も多いのです。
経済産業省は、大企業の定義は売上金額が1,000億円以上または、常用雇用者数が1,000人以上の企業と定義しています。
準大手や中堅でも、一般的な企業と比べると十分に大企業と呼べるだけの売上を上げています。
中堅ゼネコンで働くメリット
中堅ゼネコンはやばいと言われることも多いもの。ですがそれ以上に得られるメリットがあることも事実です。
中堅ゼネコンで働くことのメリットは以下の通りです。
- 年収が高い
- 建設工事の需要は高く安定している
- 自分の仕事が形に残る
- 就職の難易度が比較的低い
- 海外で働ける可能性がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
年収が高い
中堅ゼネコンの大きなメリットとして挙げられるのが、一般的な企業で働く会社員と比べて年収が高いことです。
中堅であっても、平均年収は850万円ほどになります。
日本の会社員の平均年収が450万円ほどなので、倍に近い年収を得ることができます。
高い年収に加えて、中堅ゼネコンでは、福利厚生が充実していることが多いです。住宅手当や家族手当、資格取得支援など、さまざまな福利厚生が整っており、従業員の生活をサポートしています。
経済的な安定が得られることで、長期的に安定して働けるのは、中堅ゼネコンで働く大きなメリットと言えるでしょう。
建設工事の需要は高く安定している
建設業界は、インフラ整備や都市開発などの需要が高く、安定した業界です。
公共事業や地域の再開発プロジェクトなど、需要が途絶えることが少ないため、長期的な雇用の安定が期待できます。
また、自然災害が多い日本では、防災や復興に関する工事の需要も高いです。
建設工事の需要は高いため、長く安定して仕事ができます。
自分の仕事が形に残る
建設業界の大きな魅力のひとつは、自分の手掛けた仕事が形として残ることです。
建物やインフラは、長期間にわたり使用されるため、完成した時の達成感や満足度は大きなものがあります。
自分が関わったプロジェクトが、人々に愛される場所になることもあり、仕事の成果を目にみえる形で確認できるのは大きな喜びです。
就職の難易度が比較的低い
スーパーゼネコンや準大手ゼネコンと比較して、中堅ゼネコンへの就職の難易度は低くなります。
建設業界でのキャリアをスタートさせるには、中堅ゼネコンはおすすめの選択肢と言えるでしょう。
中堅ゼネコンでは、新卒採用だけでなく中途採用にも力を入れている企業が多いです。業界未経験でも、建設業界に興味があればチャレンジできるチャンスがあります。
海外で働ける可能性がある
中堅ゼネコンの中には、海外に事業展開している企業も。そのような企業であれば、海外でのプロジェクトに参加できる可能性があります。
海外で仕事をしたいと考えている人にとっては、中堅ゼネコンでのキャリアは大きなチャンスとなるでしょう。
まとめ
「中堅ゼネコンはやばい」と言われるのには、さまざまな理由があります。
しかしその一方で、中堅ゼネコンだからこそ得られるメリットも。年収の高さや安定した需要、自分の仕事が形に残る喜びなど、多くの魅力があります。
中堅ゼネコンでのキャリアを考えているという方は、ぜひ自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせた選択をしてみてくださいね。