施工管理アシスタントの仕事がきつい7つの理由｜きつい仕事を乗り切る対処法も解説

2024年5月13日 2024年5月22日

「施工管理アシスタントの仕事はきついのだろうか」

「施工管理アシスタントはどのような人が向いているか」

このように、施工管理アシスタントがきついと言われる理由を知りたい人も多いのではないでしょうか。

施工管理アシスタントの仕事は、施工管理者のサポート役です。サポートとはいえ、施工管理者について現場の巡回をしたり図面を作成したりするため、責任感が重く仕事量も多くなりがちです。

ただし、大変なことだけではなく、施工管理アシスタントとして働くメリットもあります。

そこで本記事では、

施工管理アシスタントの仕事がきついと感じる理由
施工管理アシスタントとして働くメリット
施工管理アシスタントに向いている人
施工管理アシスタントのきつさへの対処法

などを詳しく解説します。

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施工管理アシスタントの仕事がきついと感じる7つの理由

施工管理アシスタントの仕事がきついと感じる理由は、以下の7つです。

学ぶことが膨大にある
残業が多くなりやすい
人とのコミュニケーションが大変に感じる
体力的な厳しさがある
大きなプレッシャーを感じる
会社によって業務範囲が異なり経験が活かしにくい
補佐だからこそやりがいが薄い

それぞれ詳しく解説します。

学ぶことが膨大にある

施工管理アシスタントは、通常の業務に加えて学ぶことも膨大にあるため、きついと言われています。

施工管理アシスタントの具体的な仕事内容は、以下の通りです。

工事現場の写真撮影
工事図面の作成
工事仕様書の作成
工程表の作成
行政への申請書類の作成
日報の作成
資材の発注
朝礼時の資料準備
施工管理者について現場の巡回
関連業者との打ち合わせ　など

対応する業務は会社によって異なりますが、事務作業から建設工事に関する専門的な業務まで幅広く対応するケースもあります。

また、施工管理アシスタントから施工管理者を目指す人は、施工管理者の仕事である四大管理も学ぶ必要があります。通常の業務に加えて、それらの仕事内容も学んでいく必要があるため、非常に激務です。

このように、日々の業務に加えて学ぶことが多いため、施工管理アシスタントの仕事は非常にきついと感じるでしょう。

残業が多くなりやすい

施工管理アシスタントの仕事は、残業が多くなりやすいこともきついと言われる理由です。

前項で解説したように、施工管理アシスタントは、事務作業に加えてたくさんの現場での業務もあります。とくに施工管理者について現場を巡回する場合、現場での業務が終了し事務所に戻ってきてから事務作業を行うことも少なくありません。

また、現場をいくつも掛け持ちすることもあり、業務の多さや働き方の関係で残業が多くなりやすいのです。

人とのコミュニケーションが大変に感じる

施工管理アシスタントがきついと感じることの一つに、人とのコミュニケーションの大変さがあります。

アシスタントとはいえ、施工管理者について回ることもあり、職人や施主、発注者との打ち合わせに参加するケースもあります。その際には必然的にコミュニケーションが必要になるでしょう。

また、図面作成や書類作成に関しては、社内の人間やクライアントへの連絡や確認が必要なこともあり、コミュニケーションが多くなります。

体力的な厳しさがある

施工管理アシスタントは、現場を動き回ることもありますし、残業が多くなることから体力的な厳しさもあります。

例えば、夏の暑い時期でも、安全のために長袖とヘルメットの着用が義務付けられているため、熱中症になる可能性があります。実際に施工管理者になると、夏の暑い時期も冬の極寒のなかでも現場の管理・監督をする必要があるので、体力的な厳しさに慣れる必要もあるのです。

また、施工管理アシスタントは労働時間が長くなりやすいため、体力がないと体調を崩すなどの原因にもなります。

体力に自信がない人は、施工管理アシスタントの仕事がきついと感じるでしょう。

大きなプレッシャーを感じる

アシスタントとはいえ、図面の作成や重要書類の作成する必要があるため、大きなプレッシャーを感じます。

建設の仕事は、1つのミスが作業員や利用者の人命に関わります。アシスタントとはいえ、ミスは許されませんし、ミスしたことが会社全体の信用を揺るがす可能性もあるのです。

そのため、写真撮影1つにしても、建設を進める上で重要な書類になるため気が抜けないということです。また、図面作成は納期もあるため、期日に追われるプレッシャーもあります。

施工管理アシスタントは、大きなプレッシャーがかかる仕事のため、きついと言われています。

会社によって業務範囲が異なり経験が活かしにくい

施工管理アシスタントの仕事は、会社によって業務範囲が大きく異なるため、経験が生かしにくいケースも少なくありません。

例えば、事務作業よりの仕事を中心にする会社もあれば、現場作業を中心にする会社もあります。双方をバランスよく業務に組み込む会社も存在します。

会社の方針によって働き方が変わるため、過去の経験が活かしにくいというきつさもあるのです。

補佐だからこそやりがいが薄い

施工管理アシスタントは膨大な業務があるとはいえ、施工管理者の補佐になるためやりがいが薄いと感じてしまいます。

施工管理者の仕事は、原価管理や施工管理、品質管理といった4大管理です。施工管理アシスタントの場合、これらに近い業務をすることもありませんが、どうしても裏方の仕事になってしまいます。

施工管理の花形業務は、本職の施工管理技士が担当するため、大変な割にやりがいが少ないと感じる人も少なくありません。

施工管理アシスタントとして働くメリット

施工管理アシスタントとして働くメリットは、以下の3つです。

建設の技術や知識が身につく
施工管理者になりやすい
達成感を味わえる

それぞれ詳しく解説します。

建設の技術や知識が身につく

施工管理アシスタントとして働くメリットとして、建設の技術や知識が身につくことが挙げられます。

施工管理者の補佐として仕事をこなすため、間近で施工管理者の仕事のやり方や考え方を学ぶことができ、技術や知識を身につけることが可能です。また、自ら図面作成の業務を多くこなすことで、他人が作った図面をチェックするポイントも培われるため、手に職がつき成長できます。

アシスタント業務を通して、施工管理者やほかの建設関係の仕事に就きたい人にはおすすめです。

施工管理者になりやすい

施工管理アシスタントとして働くことで、施工管理者になりやすいというメリットがあります。

施工管理者の仕事を間近で見て覚えられますし、資格試験に向けての実務経験を積むことができるからです。また、アシスタントをやっていない人がいきなり施工管理者になった場合には、業務内容がわからずに仕事に慣れるまで時間がかかる可能性もあります。

しかし、施工管理アシスタントを経験していることで、施工管理者になった際もスムーズに業務に移ることが可能です。

達成感を味わえる

施工管理アシスタントになるメリットの一つとして、達成感を味わえることが挙げられます。

施工管理者の補佐とはいえ、図面作成や現場の巡回など、1つの建物の計画段階から完成までの期間に携わります。そのため、実際の建築物が完成した際には大きな達成感を味わうことが可能です。

また、アシスタント業務のなかで、作成した図面を上司にチェックしてもらい、一発で合格をもらえたときにも大きな達成感を感じられるでしょう。

このように、施工管理アシスタントの仕事は、補佐という立場ながら、大きな達成感を感じられる仕事なのです。

施工管理アシスタントに向いている人と向いていない人の特徴

施工管理アシスタントに向いている人と向いていない人の特徴は、以下の通りです。

向いている人	向いていない人
・建設業で活躍したいと思っている人・ものづくりが好きな人・努力できる人・臨機応変に働ける人・コミュニケーションが好きな人	・建設に興味がない人・コミュニケーションが苦手な人・ものづくりに興味がない人・言われたことだけをやりたい人

施工管理アシスタントに向いている人の特徴として、まずは建設や土木の仕事に興味があるかどうかです。施工管理の仕事は、業務量の多さに加えて、常に学び続ける必要があります。建設を学び続けるためには、「建設業界で活躍したい」「建設に興味がある」という気持ちは重要です。

また、ものづくりが好きな人も施工管理アシスタントには向いています。図面を作成し、実際の現場が図面通りに施工されているのかをチェックするには、ものづくりへの気持ちが大切だからです。

コミュニケーションが好きな人や臨機応変に働ける人は、施工管理の仕事である四大管理に必要な適正ですので、これらの特徴がある人は施工管理アシスタントに向いているといえます。