
建設業の職人に対して粗暴・乱暴な印象を抱き、関わりを持つことがなんとなく怖いと感じてしまう人は多くいます。
とくに悪いことをされたわけではないのに、なぜ「怖い」という印象を抱くのでしょうか。
本稿では建設業における職人が怖いと思われてしまう原因や改善策について、詳しく解説します。
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目次
建設業の職人を怖いと感じる3つの理由
建設業の職人が怖いと感じる理由として、以下の3つが挙げられます。
- ワイルドすぎる見た目
- 職人に対する良くないイメージ
- 職業別検挙人員から見た悪い実績
上記の3項目について、詳しく解説します。
ワイルドすぎる見た目
一般企業における服装はスーツやオフィスカジュアルで、奇抜な身だしなみをしている人はほとんどいません。
服装自由・髪染めOKといった職種も増えましたが、そういった場合の外見は大体が清潔感が根底にあるものです。
一方で職人の場合は、ヒゲが伸びていたり年季の入った作業着を来ていたりと、オシャレというよりも「ワイルド」という印象を受けるような格好をしています。
職人は一般企業以上に外見の自由度が高く、毎日早起きかつ後々汚れるためそもそも身だしなみに気を遣おうと考える人も少ないのです。
また、そもそも肉体労働であるため、仕事をしていると大体の人がガッチリした体つきになります。そういった部分も相まって、怖いと感じられるのかもしれません。
一般企業での身だしなみにある統一感や清潔感といった点が薄いことで、職人に対して怖いという印象を抱く人もいるでしょう。
職人に対する良くないイメージ
職人=ヤンキーが多いなど、建設業の職人に対して良くないイメージを抱いている人も多いです。
このイメージの理由としては、職人の多くが学歴・経歴不問で働けることが起因しています。
たとえば一般企業の場合学歴が著しく低かったり、犯罪歴などがある場合は雇ってもらえないことが少なくありません。一定水準のモラルやマナーを担保するために、入社にあたりある程度のハードルを設けています。
対して建設業における職人の場合、そういった部分はあまり加味されず「健康でやる気があればOK」といったような比較的緩めの基準で雇用されるケースが多々あります。
そのような理由から、一般企業で働けないような人が職人として働いているというのも事実であり、そういった実情から職人に対して良くないイメージを抱く人もいるのです。
「職業別検挙人員」から見た悪い実績
目に見える悪い実績があることも、職人が怖いと思われてしまう原因のひとつだといえます。
以下表は令和元年に警察庁が公表した「罪種別犯行時の職業別検挙人員」から、建設業関連職の検挙人数を割り出したものです。
刑法犯 | 総数 192,607人 |
---|---|
土木・建築業 自営 | 3,289人(74) |
建設 職人・ 配管工 | 2,757人(70) |
土木建設 労務 作業者 | 7,137人(217) |
総数約19万人のうち、建設業種の検挙人数は1.3万人です。単純計算で、検挙されたうち1/15は建設業に携わっていたことがわかります。
もちろん、上記の全員が「工事現場で働く職人」ではないのですが、事情を深く知らない人が建設業に悪い印象を抱くには十分すぎる理由でしょう。
日々ニュースなどで、建設業種が起こした犯罪が取りあげられているのをなんとなく覚えていて、職人を怖いと思う人もいるのかもしれません。
「職人気質」で厳格に思ってしまう点も関係
職人に対して気難しい、また頑固といった印象を抱いている人も多いです。そういった方は、ここまで紹介したようなイメージとはまた違った、厳しいという意味合いで職人のことを怖いと感じます。
前章で触れたような外見の怖さに加えて、内面も怖いのではないか?という先入観を持ってしまうのです。
「厳格そう」という言葉に言い換えれば聞こえは良いですが、親しみやすさが無いと考えると仕事をするうえではあまり良いとは言えませんね。
そういった状況から脱却するために、続いて克服法をご紹介します。
【克服法】職人を怖いと思わないためには?
本章では職人を怖いと感じる人に向けて、コミュニケーションをとりやすくするための克服方法を紹介します。
克服法1:とりあえず職人について知る
職人を怖いと感じる人の多くは、職人への理解が少ないことが多々あります。不明瞭な部分が多いまま「怒らせたらどうしよう…」と不安に考えて、探るような態度が逆に職人をイライラさせてしまう…なんて本末転倒な事態もしばしば。
職人に対する恐怖を無くしたいなら、まず職人がどういった職種でどのような働き方をしているのかを知ることからはじめましょう。
職人の仕事やその過酷さを知ることで理解が深まり、ポジティブな感情も抱きやすくなります。
職人に対して、なんとなく「大変そう」「キツそう」としか思っていない場合は、まず知ることから始めてみてください。
克服法2:態度に出さず堂々とする
職人にはサバサバした人、もしくはせっかちな人が多くおり、オドオドした態度の人はそれだけで反感を買いやすいです。
入社したばかりの若い監督さんが、ベテランの職人に「オドオドしてないでちゃんと喋って」と怒られているのも、現場ではよく見る光景でしょう。
しかし、「刺激しないように…」と慎重に接することが、逆に職人の神経を逆撫でしてしまうものなのです。
よって職人と接するときは、逆に堂々としていることをおすすめします。
内心では怖いと思っていても、それを外に出さなければ職人は案外普通に接してくれます。職人とやり取りしたうえで「思ってたよりも大丈夫だった」という経験ができれば、怖いという感情は無くなるでしょう。
ただ堂々とするのが行き過ぎて不遜になると、当然ながら印象はよくないので注意してください。
克服法3:職人が配信する動画を観て慣れる
怖いというネガティブな印象を消すには、反対のポジティブな印象で塗りつぶすという手もあります。
そして、ポジティブな印象を抱くためには職人のかっこいいところ、いわゆる「職人技」を見ることが一番でしょう。
その際、おすすめはTikTokやYouTubeといった動画配信サービスの活用です。最近は自慢の技を動画でコミカルに配信する職人も増えており、素人目で見ても凄さや面白さを感じられます。
重いものを信じられないほど一気に担ぐなど、本来は現場じゃなきゃ見られないようなレア映像も沢山あります。職人への怖いを払拭したい人はもちろん、純粋に興味がある人もぜひ検索してみてください。
まとめ:建設業の職人は怖い人ばかりじゃない
建設業の職人は怖いという印象を抱かれやすいですが、実際には優しく気さくな人も多くいます。
ただそういった職人も、一般職から見たら一歩引いてしまうくらいハキハキとしていて威勢がいいため、怖いと思われやすいのが実情です。
本記事で紹介したような知識を双方が活かして、建設業界の壁が無くなっていくことを願います。