大工の気になる年収や給料!大工になる方法やおすすめの転職先も紹介!

「大工ってどんな仕事をするの?年収はどのくらい?」
「未経験から大工になるにはどうしたらいいの?」
「大工からのおすすめの転職先を知りたい」

大工に興味を持っている方は、上記のような疑問を持っているのではないでしょうか。

そこでこの記事では、大工の仕事内容、年収、未経験から大工になる方法、おすすめの転職先などを詳しく解説していきます。

これから大工になろうと考えている方や、大工から転職したいと思っている方はぜひ参考にしてください。

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大工の収入(平均年収・給料)は?

大工-平均年収

求人サイトに掲載されている求人を一例に挙げると、大工の収入は以下の通りです。

  • 正社員の平均年収:約411万円(月給換算34万円)
  • 正社員の初任給:21万程度
  • アルバイト・パートの平均時給:987円
  • 派遣社員の平均時給:1,289円

正社員の給与幅は287万円〜654万円と比較的広いです。

これは職場や経験、大工の種類によって、給料が大きく変わることを表しています。

ちなみに、地域で比較すると、大工の平均年収が最も高いのは関東になります。

関東地方の平均年収は以下の通りです。

  • 埼玉県:462万円
  • 神奈川県:462万円
  • 東京都:459万円
  • 千葉県:441万円
  • 栃木県:419万円
  • 茨城県:409万円
  • 群馬県:391万円

大工の仕事内容と種類

大工の仕事内容と種類

大工と言っても様々な種類があり、専門とする仕事内容は違います。

そこで、ここからは大工の種類とその仕事内容を解説します。「大工の仕事についてあまりよくわかってない」と感じる方はぜひ参考にしてください。

町大工(木造大工)

町大工(木造大工)は木造建築物の建築や増築、改装を行う大工です。

町大工の仕事内容は以下の通りです。

  • 木材の加工
  • 建材の組み立て
  • 床や天井の下地づくりなど

基本的には、木材の加工から組み立て作業までが町大工の作業範囲になります。

ただし、近年は電気工事関係の資格を取り、配線工事まで行う町大工も増えています。

町大工の平均年収はおよそ380万円です。

見習いとして働いている場合は年収が200万円未満のこともあります。

ただし、経験を積んだり、関連する資格を取ったりすることで収入を上げることができます。

宮大工

宮大工は神社や仏閣などの伝統的な建造物の建築や修繕を行う大工です。

宮大工は釘や金物を使わず、木材だけを使用する「木組み」と呼ばれる伝統工法で作業を行います。

深い専門知識と技術が求められるため、大工の中でも年収はかなり高いです。

具体的には、平均年収は350〜400万程度、一人前になるとおよそ600万円になります。

また、「棟梁」レベルになると、年収は1000万円を超えます。棟梁とは、建築現場で大工職のトップを務める責任者です。宮大工で収入を上げたいなら、この棟梁を目指すと良いでしょう。

ただし、伝統的な建造物の建築や修繕の依頼はなかなか発生しません。なので、宮大工は全国各地を転々としながら仕事をしたり、他の大工の仕事と兼業したりすることが多いです。

型枠大工

型枠大工はコンクリートを流し込む型枠づくりを行う大工です。

コンクリートはセメントに砂と砂利を加えて作られます。しかし、コンクリートは固まっていないと「生コン」と呼ばれるドロドロの状態です。

そのため、形を定めるための型枠が必要になり、その型枠を作るのが型枠大工なのです。

建物にあわせた型枠をつくり、生コンを型枠に流し込んでから型枠を取り外すまでの一連の作業が型枠大工の仕事になります。

型枠大工は一人前になるまでに7〜8年かかると言われています。

なぜなら、コンクリートの強度を決める温度や湿度、水分量は現場ごとに変わり、豊富な知識や長年の経験が必要になるからです。

型枠大工の平均年収はおよそ400万円です。

平均年収411万円よりも少し少ないですが、経験を積めば収入を増やすこともできます。

造作大工

造作大工は床や壁、窓枠など、建物の内装を作る大工です。

以前は柱や梁など、建物の主要部分を作る「建て方工事」と建物の内装を作る「造作工事」を一貫して行うのが普通でした。

しかし、現在ではそれぞれ独立して作業を行うことが多く、「建て方大工」と「造作大工」に分けられています。

内装の良さは造作工事の仕上がりによると言っても過言ではありません。木材を扱う造作大工で一人前になるには、木材に関する深い知識と長年の経験が必要になります。

造作大工の平均年収はおよそ350万円です。

他の大工に比べると年収が低いので、町大工と掛け持ちしている造作大工も少なくありません。

建具大工

建具大工は障子やふすま、扉など、家を構成するものを作る大工です。

ただし、現在は障子やふすまなどが最初から家に置いてあることが多くなっています。

新築の家を建てる場合に建具大工に依頼する人はいるかもしれませんが、それ以外に出番はあまりありません。なので、建具大工は減少傾向にあります。

家具大工

家具大工はその名の通り、家に置く家具を作る大工です。

家具を専門にしているので、一般に出回っている家具よりも質の高い家具の製造が求められます。

ただし、現在は家具をわざわざ大工に頼んで作ってもらう人が少なくなっており、家具大工の数は減少しています。

数寄屋大工

数寄屋大工はお茶を飲むための部屋である茶室を作る大工です。

和風の部屋を作るだけでなく、茶室を彩る細工物も一緒に作る場合が多いです。

ただし、現在は茶室をわざわざ作る家がほとんどないため、数寄屋大工は減少傾向にあります。

船大工

船大工は和船や洋船などの「木造船」の建造や修繕、設計を行う大工です。

木材を曲げたり削ったりしながら船を造っていくので、高い技術が必要になります。

船大工になるには、造船会社に就職したり、船大工に弟子入りしたりするのが一般的です。

ただし、現在は昔のように木だけで船を造ることが少なくなっています。なので、船大工の仕事は減りつつあります。

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未経験から大工になるには?

大工-未経験

大工になるには特別な資格は必要なく、学歴や年齢にも左右されないことが多いです。それゆえに、大工になるためのルートは様々です。

ここでは、未経験から大工になる方法を3つ紹介します。

工務店に就職する

未経験から大工になる一般的な方法は工務店に就職することです。工務店に就職すると、時間をかけて大工の知識や技術を学べます。

親方に弟子入りして修行する

もう一つの一般的な方法は、親方に弟子入りして修行をすることです。親方に一対一で教えてもらえるので、他の方法よりも知識や技術を早く身に付けられます。

大工を育成する学校で学ぶ

最近は「大学や専門学校で建築について学んだ後に大工になる」といったケースも増えています。

学校に行けば基本的な知識や技術を身に付けながら、就職先を紹介してもらえるというメリットもあります。

ただし、「実践的なスキルを習得して早く大工になりたい」と思う人にとっては、少し回り道になるかもしれません。

見習いから一人前になるまでの期間はなりたい大工によっても変わります。ただし、どの方法で大工になるとしても、基本的に3〜10年ほどかかると考えておきましょう。

一人前になるには、専門的な知識や技術だけでなく、ある程度の忍耐力も必要になるということです。また、未経験から大工になるなら、事前に資格を取っておくのもおすすめです。

先述した通り、大工になるのに特別な資格などは必要ありません。ただし、例えば「建築大工技能士」などを取っておくと、大工の仕事をする上で役立ちます

建築に関する知識や技術の証明にもなるので、就職の際にも有利に働くこと間違いありません。

未経験から大工になりたいと思っている人は、ぜひ資格の取得も視野に入れておきましょう。

大工から転職する際におすすめの転職先とは?

大工になるには資格が必要ないため、中学校や高校を卒業してすぐに大工になった人は多いと思います。

しかし、中には以下のような理由で大工を辞めて他の仕事に転職したいと考えている人もいるのではないでしょうか。

「転職して給料を上げたい。今の大工の仕事だと給料が低すぎる。」
「40代になってさすがに体を使う仕事がきつくなってきた。」
「大工は天候によって仕事がないときもあるから不安定。」
「最近、大工の仕事が自分に合ってないような気がする。できれば全く違う仕事もしてみたい」

大工から全く経験がない他の仕事に転職するのはなかなか難しいです。しかし、中には大工の経験を活かせる仕事もあります。

そこでここでは、大工の経験や資格を活かせる転職先を紹介します。大工を辞めて他の仕事をしたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

大工の経験や資格を活かせる転職先

大工の経験や資格を活かせる転職先は以下の通りです。

建築士

建築士とは建物を設計したり、設計した建物の工事を監督する仕事です。

建築士をするには、一級建築士や二級建築士、木造建築士といった資格が必要になります。

大工として長年の経験がある場合は建築についても詳しいはずなので、上記の資格を取って建築士になるという手もあります。

一級建築士の平均年収はおよそ550万円~600万円ほどです。

独立すれば年収が1,000万円を超える可能性もあるので、今の職場の給料に満足していない人におすすめです。

施工管理

施工管理は工事現場を指揮し、工事全体を管理する仕事です。

施工管理であれば、大工の現場仕事での経験を活かすことができます。また、施工管理の平均年収はおよそ550万円と、大工の平均年収よりも約150万円高いです。

なので、年収をアップさせたいと思っている人におすすめです。

製造業

製造業は機械や食品などを製造する仕事です。

ものを作る仕事なので、大工というものづくりに携わってきた経験を活かしやすいです。

製造業は大工と違って、天候によって仕事が休みになることはありません。

なので、経済的に安定しやすいというメリットがあります。ただし、シフトによっては夜勤をしなければいけない場合があります。

夜勤をしたことがない人にとっては、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。

エアコンの取り外しやクリーニング

エアコンの取り外しやクリーニングは資格が必要ないので、未経験でも大丈夫です。

力仕事を行うことが多いので、大工で身に付けた体力を活かせます。ただし、「体を使うのがきつくなってきた」という人にはあまりおすすめできません。

運送業

運送業は人手不足の業界のため、未経験者でも積極的に採用してくれる傾向があります。

大工と同じ体を使う仕事なので、大工での経験を活かせることも多いでしょう。ただし、運送業は重いものを運んだり、勤務時間が不安定になったりする仕事でもあります。

なので、体力の衰えを感じて大工から他の仕事に転職しようとしている場合は、運送業はおすすめできません。

不動産の営業

不動産会社も学歴に関係なく未経験者を採用しているケースが多いです。

特に、住宅の建築や改装を行ってきた大工は住宅の詳しい説明ができるため、重宝されることがあります。

転職で有利になる資格

大工の経験と知識を活かし大工として他の職場で働く場合や、大工を辞めて他の建築業に就く場合は、以下のような資格を持っていると転職が有利になります。

  • 木造建築物の組立て等作業主任者
  • 建築大工技能士
  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 木造建築士など

大工の経験があれば建築関連の資格は取りやすいので、転職を考えるならぜひ取っておきましょう。

大工や建築業とは全く関係がない仕事に就こうと考えている場合は、以下のような資格があると転職が有利になる可能性があります。

  • TOEIC
  • 日商簿記
  • ファイナンシャルプランナー
  • 宅地建物取引士
  • ITパスポートなど

特に、TOEICと日商簿記はどの業界を志望するにせよ、取っておいて損はないでしょう。

大工とは全く関係のない業界に飛び込むのに不安があるならば、転職前に資格を取っておくのも一つの方法です。

未経験でも採用されやすい異業種の転職先

全くの未経験から異業種へ転職するのは、経験がある職業へ転職するよりも難易度が上がります。また、年齢が上がるにつれて採用されにくくなり、中には学歴を必要とする企業もあります。

ただし、経験や年齢、学歴などに関係なく人を採用している仕事もあります。

例えば、以下のような業界は未経験でも採用されやすいです。

  • 介護業界
  • 飲食業界
  • 運送業界
  • IT業界

最後のIT業界に関しては、「未経験でも大丈夫なの?」と不安に感じる人は多いかもしれません。

しかし、例えば、建築関連のサイト制作をしているIT企業ならば、大工での経験を活かすことができます。このように、全く未経験の業界だとしても、大工での経験が無駄にならない例もあります。

まとめ

この記事では、大工の仕事内容、年収、未経験から大工になる方法、おすすめの転職先などを詳しく解説しました。

未経験から大工への就職や転職をするなら、以下の方法が一般的です。

  • 工務店に就職する
  • 親方に弟子入りして修行する
  • 大工を育成する学校で学ぶ

どの方法で大工になるとしても、基本的に3〜10年ほどかかると考えておきましょう。

大工で一人前になるには、専門的な知識や技術だけでなく、ある程度の忍耐力も必要になります。

現在、大工をしているが、収入をもっと上げたいと考えている人は以下の方法で収入を上げましょう。

  • 大工の仕事に役立つ資格を取得する
  • 大工の経験を積んで「棟梁」になる
  • 大きな工務店へ就職する
  • 雇われ大工ではなく独立する
  • 給料の良い異業種に転職する

また、以下の資格を取っておくと、就職が有利になったり、収入のアップが期待できたりします。

大工として他の職場で働く場合や他の建築業に就く場合

木造建築物の組立て等作業主任者、建築大工技能士、一級建築士、二級建築士、木造建築士など

大工とは全く関係がない職業に就く場合

TOEIC、日商簿記、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士、ITパスポートなど

これから大工になろうと思っている方や収入を上げたい大工の方はぜひ今回の記事を参考にしてください。

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