
「建設業の事務はきつい」と言われる理由はなぜでしょうか。
建設事務が「きつい」と言われる理由と、建設業の事務ならではの「経験できるやりがい」を、それぞれ解説いたします。
建設事務への転職を検討されている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

・転職後に収入380%の実績アリ!
・有名企業の限定求人情報を紹介!
・転職の不安をアドバイザーがヒアリング!
トントンでは、建設業に特化したプロのアドバイザーが
皆さんの転職を徹底サポート!
転職活動に関わる面倒ごとを、
完全無料でサポートいたします!
サイト掲載不可の
限定求人をご紹介!
転職サポートに30秒で無料登録!
お持ちのアカウントで登録
※個人情報保護方針をご確認の上、お進みください。
目次
建設業事務がきついと言われる7つの理由
- 他の建設業種に比べて条件がよくない
- 裏方であるため達成感が得られない
- 管理する金額が大きいので責任も重い
- アナログ文化で業務が属人化していることがある
- 規模によっては経理を担うことがある
- 周囲に男性が多く女性は苦労することがある
- 現場職や工務職から下に見られることがある
建設業の事務職では、一般の事務職に比べて経理業務を担うことがあったりと、任される業務の幅が広いという特徴があります。
一般の事務職と比較しながら「建設業事務はきつい」と言われる理由を7つ解説いたします。
他の建設業種に比べて条件がよくない
建設業の事務職は資格や事務職の経験を問われず採用されることが多いです。
そのため同じ業界でも資格を必要とする業種と比べると、給与等の条件が悪いことがあります。
ですが、他の業界でも専門性があるか否かによって待遇は変わってきますので、事務職の待遇が悪いのは建設業に限った話ではないといえます。
建設業自体が今後も必要とされる業界なので、業界的には長期で考えた場合安定していると言えるでしょう。
裏方であるため達成感が得られない
建設業の大きな魅力として、ものづくりに携われることがあげられます。
しかしながら、事務職はあくまでサポート役のため、実際に現場に行くことはありません。
そのため、プロジェクトが完了しても、実際に現場に出向いている人と比べたら、達成感は少なく感じるかもしれません。
普段から現場の人とのコミュニケーションをとることで、達成感の捉え方も変わってくるので、現場に寄り添う姿勢を大切にしましょう。
管理する金額が大きいので責任も重い
建設業界では大きなお金が動きます。
会社によっては経理業務を事務職の人が担うこともあるため、関連する会社とのやり取りが生じたりと、一般事務よりも大きな責任を担うことが考えられます。
建設業の事務職の場合、数字を扱うこともある職種として考えるのが良いでしょう。
一般事務でもミスなく業務を遂行するのは大切ですが、建設業事務職の業務の幅は会社の規模にもよるので、事前にしっかり下調べをした上で面接に望みましょう。
アナログ文化で業務が属人化していることがある
今では、個々の知識は会社の資産として扱うべきだという考えが浸透してきている会社がほとんどですが、元々業界自体がアナログな考えが強かった経緯があります。
未だに書類をデータではなく紙で管理している会社もあることから、情報共有のフローが整っておらず、業務が属人化している場合もあります。
そのため、人によって業務の品質にばらつきがあったり、ベテランの方が不在だと業務が回らないこともあります。
これからはITノウハウはあるに越したことはないので、今後のスキルアップのためにも、転職先を検討する際は、どのくらいIT化が進んでいるのか調べておくことも大切です。
周囲に男性が多く女性は苦労することがある
やはり体力が求められる業界柄、現場で働く人を含め、男性が多い業界となります。
職人相手のため、捉え方によっては、言葉がきつかったり、態度がそっけなく感じたりすることも多い面があります。
業務上「言葉や態度がきつい」と感じる反面、サバサバしている面もあり、そういった環境の方が気が楽と感じる人もいます。
こういった風潮が合っているか否かは性別に限ったことではないので、自分の性格との相性を考えて転職先を判断しましょう。
また、元々男性が主体となっていた建設業ですが、最近では女性を雇用する環境が整っている会社が増えてきています。
積極的に会社の風土の改善、また、女性スタッフの採用に取り組んでいる会社もあるので、そういった会社はこれからの時代にも乗り遅れない魅力のある会社と判断できます。
転職先を検討するうえで、時代にあった体制が備わっているかを調査することも大切です。
現場職や工務職から下に見られることがある
事務職のサポートがあっての現場ですが、やはり上記で記したように、採用時資格や経験を問われない反面、入社した後に専門職とのギャップを感じることもあるかもしれません。
昔からの風潮で、現場職や工務職の人にとっては「自分たちが事務職の人を食わせてやってる」と見下されることも考えられます。
現場との連携が必要とされる業種なので、業務を行う中で信頼を築いていければ扱いも変わってくるでしょう。
建設業事務に転職するメリット7選

- CADスキルが身につく
- 煩雑なコミュニケーションがない
- 幅広く事務スキルが身につく
- マルチタスク能力を養える
- ワークライフバランスを整えやすい
- スケジュール管理がしやすい
- 資格取得で自分の市場価値を高められる
これまでデメリットを7つ記しましたが、建設業の事務職は決して悪いことばかりではありません。
その人の性格や、業務の捉え方によっては大きな魅力があります。
では建設業での事務の職経験を通して得られるメリットを7つご紹介いたします。
CADスキルが身につく
CADとは、コンピューターで設計図などを作成できるソフトです。
建設業の事務では、一般事務ではなかなか触れることのないCADを用いて業務を行う機会があります。
CADを扱えるようになることによって、ソフトの知識だけでなく、設計や製図の知識も養うことができます。さらにCADの資格を取得することで、自身のスキルアップや年収アップを狙うことも可能です。
転職を考える際にも、資格を保有しているか否かは大きなメリットとなります。
CADのスキルは普通ではなかなか養えないものなので、建設業の事務職を検討するうえでの大きな魅力となるでしょう。
煩雑なコミュニケーションがない
数字やパソコンと向き合う機会が多いことから、職場での人間関係はそこまで深くない会社が多いです。
女性が多い一般事務職といわれて想像するような複雑な人間関係が少なく、業界的にもサバサバした性格の方が多い点も特徴です。
女性同士の人間関係はとても複雑です。職場によっては仕事中だけでなく、プライベートにも影響することも。職場での人間関係によって、精神バランスを崩してしまうこともあり得ます。
そのためデメリットで記したように、交わされる言葉が強い場合でも、それについて深く考え傷ついてしまう性格でなければ過ごしやすい環境といえるでしょう。
幅広く事務スキルが身につく
同じデータの入力でも、一般事務で想像するような内容とは異なり、専門性の高いタスクとなります。
一般的には事務職と経理は別の部署となりますが、会社によっては経理職を担うこともあるため、一般事務よりも幅広いスキルを身に着けることができます。
また、CADに挑戦することによって、普通では学べない経験を養うことも可能です。
業務を行う中で、日朝簿記やCADの資格に挑戦できる土台を整えられるため、自分自身のスキルアップに日々の業務を活かすことが可能です。
マルチタスク能力を養える
一般事務では、毎日決められたルーティン業務をミスなくこなすことが普通ですが、建設業の事務職はそれに加え、現場のスケジュールを念頭に置きつつ、日々の業務を同時進行して行います。
また、現場の状況によってタスクもが変動することも考えられるため、臨機応変な対応が求められることもあります。
自然と複数の作業をその都度切り替えながら行うため、毎日同じことを繰り返しやるよりもずっと、マルチタスクの能力を鍛えることができるでしょう。
ワークライフバランスを整えやすい
建設業は朝が早い、といったイメージがあるかもしれないですが、現場の人とは異なり、事務職に休日出勤や残業、早出を求めることは少ないです。
自分のスケジュール管理によっては定時で帰宅し、仕事と私生活のバランスを両立することも可能ですし、空いた時間でスキルアップのための勉強時間を確保することも可能です。
また、ワークライフバランスが整うことによって自身の健康も保つことができ、仕事においても高パフォーマンスを行うことが期待されます。
スケジュール管理がしやすい
あらかじめ施工スケジュールを把握することで、それに合わせて自身のタスクもおおかた事前に決めることが可能です。業務スケジュールを整えることで、業務中だけでなくプライベートのイベント等とも両立しやすい環境となります。
ワークライフバランスを取りやすいため、小さなお子さまを持つお母さんにとっては有給の調整ができたりもするので、プライベートを両立できる職として考えられます。
資格取得で自分の市場価値を高められる
上記で記したように、マルチタスクが身につき、幅広い業務を経験することで、一般事務と比べやる気次第ではプライベートと両立しながら資格取得も狙うことができます。
経験を積んでいく中で資格取得の土台も整うため、その上で資格を取得し経験も積んでいけば、自分のスキルを高めていくことも可能です。
特に日商簿記やCADの資格は、転職を考える際にも大きくアピールできる点となります。
そのため、長期で考えたときに自分の市場価値を高められる環境といえるでしょう。
まとめ
「建設業の事務はきつい」と言われる理由や、その反面、建設業の事務ならではのメリットをご紹介いたしました。
一般事務とは異なるデメリットと言われる面もありますが、捉え方によっては大きくプラスに考えることができます。
今後のワークライフバランスや自身の市場価値を考える中で、建設業の事務職も候補の一つとして考えていただければと思います。