コンクリート診断士とは?年収や仕事内容、資格の難易度と転職について紹介

戦後の日本では、経済の発展と人口の増加に伴い、道路や橋梁・トンネルなどの社会インフラ、商業ビルや団地・マンションなどのコンクリート構造物が多数建設されました。

それらに使用され、現在も使用されているコンクリートのストック量は100億㎥以上に達すると言われています。

「コンクリート診断士」は、コンクリートの劣化の程度を診断する専門技術者です。既存のコンクリート構造物を調査測定し、将来の安全性を予測し補修や補強等の維持管理計画を策定します。転職市場でのニーズも大きく、今後さらに注目されている資格です。

この記事では、コンクリート診断士の仕事内容と資格の取得方法、想定される年収について解説します。コンクリート診断士の資格取得をお考えの方や、転職を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

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コンクリート診断士とは?

コンクリート診断士は、公益社団法人日本コンクリート工学会が認証する民間資格です。2001年に創設された比較的新しい資格ですが、2022年4月時点で登録者数は14,336名に達しています。

従来から存在した資格である「コンクリート技士/主任技士」が、主にコンクリートの製造や工事に関する技術者の養成を目的としていたのに対し、コンクリート診断士は既存の構造物の劣化診断に特化していることが特徴です。

コンクリート診断士の仕事内容

コンクリート診断士は、コンクリート構造物の調査補修会社や土木コンサルタント、生コンクリート製造工場などに所属し、下記の業務を行います。

  • コンクリート構造物の劣化診断
  • コンクリート構造物の維持保全計画の策定
  • 大規模災害時の被害調査

主に土木インフラ整備に関わる業態のため、国交省や地方自治体からの依頼や入札による受注が大半を占めますが、RC造の建物の耐震診断・耐震補強など民間からの依頼業務もあります。

コンクリート診断士になるには?

コンクリート診断士になるためには、年に一度実施されるコンクリート診断士試験に合格することが必要です。

コンクリート診断士の資格試験を受験するには、保有資格や学歴と実務経験など満たすべき要件があり、資格試験としてはややハードルが高い部類になります。

そのため、関連する資格を保有している方がキャリアアップするためにコンクリート診断士資格の取得を目指すケースも多いようです。

類似資格や協力資格

■土木系資格

・コンクリート技士/主任技士
一級/二級土木施工管理技士
測量士/測量士補
・技術士

■建築系資格

一級/二級建築施工管理技士
一級/二級建築士

コンクリート診断士試験の受験資格

コンクリート診断士試験を受験するには、下記いずれかの資格を保有しているか、学歴と実務経験年数の組み合わせを満たしている必要があります。

その上で、WEB上のeラーニングで実施される「コンクリート診断士講習」を事前に受講することが求められます。なお、講習は2年間有効となりますので、受験に不合格であった場合でも翌年の試験は講習を受講せず直接試験を受けることができます。

■資格要件

  1. コンクリート主任技士
  2. コンクリート技士
  3. 一級建築士
  4. 技術士(建設部門)
  5. 技術士(農業部門-農業土木)
  6. (特別上級・上級・1 級)土木技術者(土木学会)
  7. RCCM(鋼構造及びコンクリート)(建設コンサルタンツ協会)
  8. コンクリート構造診断士(プレストレストコンクリート工学会)
  9. 1級土木施工管理技士または1級建築施工管理技士(監理技術者資格者証を有すること)

■学歴+実務経験要件

1.下記いずれかの学校でコンクリート技術に関する科目(コンクリート工学・土木材料学・建築材料学・セメント化学・無機材料工学等)を履修した卒業者

大学卒業者実務経験4年以上
高等専門学校(専攻科)卒業者実務経験4年以上
短期大学卒業者実務経験6年以上
高等専門学校卒業者実務経験6年以上
高等学校卒業者実務経験8年以上

2.コンクリート技術関係業務(レディーミクストコンクリート/コンクリート製品の製造・コンクリートの品質管理・施工管理・コンクリートの設計・試験・研究およびコンクリート構造物の診断・点検・調査・維持管理等に関する業務)の実務経験

コンクリート診断士試験の日程

コンクリート診断士講習(eラーニング)受講申込12月~2月
コンクリート診断士講習(eラーニング)4月~5月
コンクリート診断士試験申込4月~5月
コンクリート診断士試験7月下旬
合格発表9月末
※全国9つの会場(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄)で実施されます。

コンクリート診断士試験の合格率と難易度

2022年度のコンクリート診断士試験は、受験者3,474名に対して合格者557名、合格率16.0%の結果となりました。例年15%前後の合格率で推移しており、やや難関の資格と言えます。

コンクリート診断士試験合格に必要な学習時間

コンクリート診断士試験の対策としては、コンクリート診断士講習(eラーニング)のを受講し、内容をしっかりと理解する事です。

原則として、講習で配布されるテキストの中から試験問題が出題されますので、下記が一般的な試験対策となります。

  • テキストの精読
  • 市販の過去問題集で学習すること

また、試験は選択問題だけでなく記述式の問題もありますので、論理的な文章力の養成も必要になります。

コンクリート技士/主任技士試験の問題とは親和性があるため、まずはそちらの資格を取得してからのステップアップであれば比較的取り組みやすい試験と言えます。

資格学校等の講座を受講するケースも考えられますが、独学であれば300時間程度の学習時間が目安となるでしょう。

コンクリート診断士の年収

コンクリート診断士として企業に勤務する場合の想定年収について解説します。

コンクリート診断士は有資格の「土木技術者」に分類され、一般的に高収入が狙える職種です。

下記に挙げるのは、厚生労働省の調査による土木技術者の平均年収です。企業規模によりますが、全産業の平均と比較して100万円程度のベースアップとなります。

「土木技術者」
(一般)
参考
従業員10人以上の企業従業員1000人以上の企業全産業合計
年収5,665.2千円6,519.4千円4,893.1千円
平均年齢45.4歳42.8歳43.4歳
平均勤続年数13.5年13.2年12.3年
月間所定内実労働時間数170時間163時間165時間
月間超過実労働時間数12時間22時間11時間
月間給与額379.8千円435.3千円334.8千円
年間賞与額1,107.6千円1,295.8千円875.5千円

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コンクリート診断士の転職市場での需要

厚生労働省の調査によると、2022年10月の「建築・土木・測量技術者」の有効求人倍率は6.77倍でした。全職業全体では1.27倍ですので、非常に高いニーズがあると言えます。

コンクリート診断士が扱う国土のインフラ整備事業は国家の基盤となるものですので、安定した仕事量があります。

コンクリートの劣化診断や補修事業を事業とする企業はもちろん、土木コンサルタントや調査設計会社から専門技術者としての引き合いが多くあるでしょう。

参照:政府統計 一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

コンクリート診断士の将来性

コンクリート診断士は、道路や橋梁、トンネルなどの膨大な土木インフラの維持管理に必須の技術者であり、主に土木業界においてますますニーズは高まっています。

環境保護と二酸化炭素排出量削減の観点から、スクラップ&ビルドからストック社会への移行が進んでおり、建築の分野においても、RC造のビルのリノベーション(改修)やコンバージョン(用途変更)需要が増加しており、建築物の長寿命化を支える診断・補修技術の発展が見込まれています。

また、少子高齢化により技術者の大量引退の時代を迎えており、これから資格を取得して技術者としてキャリアアップを狙うには非常に適した資格と言えます。

まとめ

ここまでコンクリート診断士について、その仕事内容と資格取得の方法、転職市場での求人状況および想定される年収などを解説してきました。

既に建造されている膨大なコンクリート構造物を扱う仕事であり、需要が無くなることは決してありません。公共工事の安定したニーズにも支えられているため、新規に資格を取得して建設技術者として参入するには非常に狙い目の分野です。

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